7月22日はアレクサンダー・カルダーの誕生日です

2014.07.22

彫刻家のアレクサンダー・カルダー(Alexander Calder)は1898年7月22日生まれ。アメリカ合衆国ペンシルベニア州ローントン出身。1976年11月11日逝去。

両親が美術家だったこともあり、日常的に美術と接する環境で育つ。大学では工学を専攻し、卒業後は彫刻家に転向した。

30年代はパリに滞在することも多く、ピエト・モンドリアン、ジョアン・ミロを始めとする、当時パリ美術界をリードしていた前衛芸術家たちと交流。そこで抽象美術とシュールレアリズムなど、最先端芸術の洗礼と影響を受ける。この頃、彼の代表作であるモビールやスタビルと呼ばれる動く彫刻を制作した。

37年のパリ万博では、スペイン人民戦線内閣に依頼されスタビル「水銀の泉」を制作し、39年にはニューヨーク近代美術館の新しい建物のために、ハンギング・モビール「ロブスターの罠と魚の尾」を依頼されるなど、公共空間のための作品・パブリックアート制作が増えた。

50年代以降は、より複雑で繊細なモビールの制作を精力的に続ける一方、巨大彫刻制作にも取り組んだ。ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港のために作られたモビール「.125」や、パリのユネスコ部ビルに設置されたスタンディングモビール「渦巻」などが有名。

ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul GAULTIER)」03SSウィメンズは、ダリとカルダーからインスパイアされたコレクション。また、デンマークコペンハーゲンジュエリーブランド「ソフィ ビレ ブレ(SOPHIE BILLE BRAHE)」は、ドーバー ストリート マーケット ギンザにて「モビール」に着想を得て制作したオブジェ展示した。
編集部
  • アレクサンダー・カルダー、モビール作品
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