カトリーヌ・ドヌーヴ、イネスも愛するロジェヴィヴィエ、松屋銀座で回顧展。限定商品や新作発売も

2015.03.11

パリラグジュアリーアクセサリーメゾンであるロジェ ヴィヴィエRoger Vivier)は、3月18日から24日まで、東京松屋銀座にて「ロジェ ヴィヴィエ-Icons Connected(アイコンズ コネクティッド)」回顧展を開催する。会場は松屋銀座1階スペース・オブ・ギンザ。

展はこれまでブランドが歩んできた歴史へのオマージュと、伝説的な職人で創始者であるロジェ・ヴィヴィエ(1907-1998)と現クリエーティブ・ディレクター、ブルーノ・フリゾーニの輝かしい瞬間を切り取る回顧展。過去の象徴的なテーマを取り上げ、ブランドヒストリーを紐解いていく。

メゾンの道程を振り返る中で、同メゾンの名を世に知らしめたエピソードも紹介。例えば、アイコン的バックルパンプス「ベル ヴィヴィエ(Belle Vivier)」は、1967年公開のフランス映画『昼顔』で主演女優のカトリーヌ・ドヌーヴの足元を飾ったことで一躍有名になり、世界で一番コピーされたシューズとして今もファッション史に語り継がれている。

また同回顧展では、1953年に女王エリザベス2世の戴冠式のためにデザインされたシューズのレプリカや、バックルをモチーフに元大統領夫人カーラ・ブルーニ・サルコジのためにデザインされたバッグ「ミス ヴィヴ」のアーカイブなど、映像や写真、貴重なヴィンテージアイテム展示することで、アクセサリーメゾンの真髄を描き出す。

会場では同時に、これらアイコンを受け継ぐ今シーズンのアイテムも展示販売する。今回、新作のひとつとして店頭に並ぶ、イネス・ド・ラ・フレサンジュカスタマイズした「ミス ヴィヴ(Miss Viv')」(45万から49万9,000円)は、日本のをモチーフにしたエンブロイダリーがバッグ全面に咲くデザイン。

他にこの回顧展を記念した限定商品もラインアップ。ダークなカメオカラーに染め上げられたパイソン素材の「ミス ヴィヴ」(37万3,000円)と「ベル ヴィヴィエ」(12万9,000円)が、本展の限定バージョンとして発売される。

デジタル技術を生かした仕掛けも面白い。いくつかのディスプレイにはQRコードが付けられており、会場ではご自身のスマートフォンを使い、ロジェ ヴィヴィエのシューズをバーチャルでも鑑賞できる。
編集部
  • アイコン的バックルパンプス「ベル ヴィヴィエ(Belle Vivier)」
  • 「ロジェ ヴィヴィエ-Icons Connected」の限定商品。パイソン素材でダークカメオカラーの「ミス ヴィヴ」スモール(W24×H20×D10cm/37万3,000円)、「ベル ヴィヴィエ」(ヒール4.5cm/12万9,000円)
  • イネス・ド・ラ・フレサンジュがカスタマイズした「ミス ヴィヴ(Miss Viv')」スモール(W19×H16×D9cm/45万円)
  • イネス・ド・ラ・フレサンジュ
  • 1967年公開のフランス映画『昼顔』で主演女優のカトリーヌ・ドヌーヴ
  • 伝説的な靴職人で創始者であるロジェ・ヴィヴィエ(1907-1998)
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