1971年のLA、貸金庫前で起こる12ストーリー【ShelfオススメBOOK】

2015.09.05

各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。日は洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京渋谷神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。

■『L.A.,1971』アンソニー・ヘルナンデス(Anthony Hernandez)

アメリカフォトグラファー、アンソニー・ヘルナンデスの作品集。本書に収められている12枚のイメージは、1971年のとある日に、作者の故郷・ロサンゼルスのある貸金庫を出入りする人々を淡々と撮影したシリーズだ。

素早く直感的に撮影を行うためにプレフォーカスを使用し、対象がフォーカスポイントに入ったところでシャッターを切る手法を採用。都市の環境・文化の違いに関心をもった作者は、同じ手法を使用し、ロンドンやワシントンなどでの都市でも撮影を行っている。

2011年11月には、パリギャラリー「LE BAL」にて同シリーズの展覧会が開催されている。カバーには、貸金庫の扉を想像させるメタルプレートを採用している。

【書籍情報】
『L.A.,1971』
著者:Anthony Hernandez
出版社:SILAS FINCH
言語:英語
ハードカバー/32ページ/200x300mm
発刊:2015年
価格:8,800円
Shelf
  • 『L.A.,1971』アンソニー・ヘルナンデス
  • 『L.A.,1971』アンソニー・ヘルナンデス
  • 『L.A.,1971』アンソニー・ヘルナンデス
  • 『L.A.,1971』アンソニー・ヘルナンデス
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