チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ2021」が開催! パリから現地レポート【From cities 世界の都市に憧れて vol.24】

2021.12.14
連載【From cities 世界の都市に憧れて】では、パリミラノ、NY etc...世界の都市の街のこと、注目アドレスやリアルなシティスナップなど、現地からの最旬情報をお届け! 近い未来、また気兼ねなく海外へ行き来できるようになったら行ってみたい、暫くは、そんな気持ちも込めてお送りしていきます。

©Thomas Raffoux
第24回目は、パリにて10月28日から11月1日に開催されたサロン・デュ・ショコラレポート。1995年にパリで開催が始まった世界最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」は、中止となった昨年から2年ぶりの開催ということもあり、前夜祭から賑わいました。現地レポートを早速チェックしていこう。


■チョコレートを身にまとったモデルによるファッションショー

©Thomas Raffoux
サロン・デュ・ショコラにおいて、最大のイベントの一つ、チョコレートのファッションショー。工夫を凝らしたチョコレートのドレスが見もので、会場ステージに多くの観客が押し寄せます。モデルがステージでポーズをとりながら颯爽とランウェイを歩く姿はコレクションショーそのもの。

©Thomas Raffoux
バスク地方菓子職人協会が手掛けたパブロ・ピカソの大作『ゲルニカ』モチーフのドレスもチョコレート!

©Thomas Raffoux

©Julien Millet
ショーのフィナーレには、ドレスを製作したショコラティエ人及び、デザイナーとモデルが一緒に登場。誇らしい笑顔が印象的。各ショコラティエが作ったドレスはアート作品として会場内に展示されます。


■チョコレートで表現されるアートにビックリ!?

©Thomas Raffoux

今年の注目は、パブロピカソ作『ゲルニカ』の実物大(3.49 x 7.77m)チョコレート製絵画!約500kgのチョコレートを用い、バスク地方のショコラティエが40人以上で手掛けた力作です。開幕前夜祭では多くの取材陣や観客が集まりました。

©Thomas Raffoux
ゲルニカの圧倒的なスケールをチョコレートで再現しつつも、細部にまでこだわっています

©Thomas Raffoux
今年没200周年のナポレオン・ボナパルトを描いたチョコレートのレリーフ画も見逃せません!フランス新古典主義画家、ジャック・ルイ・ダヴィッド作『サン・ベルナール峠を越えるボナパルト』の絵画で、アーティスティックなショコラティエであるジャン・リュック・デュクリュゾーが製作。レリーフ画の大きさは1.65 x 1.10mで、100kg以上ものチョコレートが使われています。


■クリスマスをチョコレートで彩るテーブルデコレーション

©Thomas Raffoux
サロン・デュ・ショコラ初の展示となるクリスマスの食卓をイメージしたコーナー。テーブル上に飾られたチョコレートやアドベントカレンダーなど、会場内にある商品を展示しており、今年のクリスマスをチョコレートで楽しむアイデアが満載。

©Thomas Raffoux
©Thomas Raffoux
いかかでしたでしょうか?
ひさしぶりの祭典は、チョコレート愛の強いフランス人にとって喜ばしいイベントとなりました。「チョコレートは小さな幸せを運んでくれる」と言われるように沢山の笑顔を見ることができました。

「サロン・デュ・ショコラ」は、三越伊勢丹では2003年から伊勢丹新宿店で開催しています。(その後、三越伊勢丹グループ店舗に拡大)年明けの日本でのサロン・デュ・ショコラの情報も是非チェックして、足を運んでみては?

【開催概要】
~パリ発、チョコレートの祭典~ サロン・デュ・ショコラ2022
〈Part1〉TASTE OF CACAO ~広がる、楽しむ、カカオの世界~
一般会期:2022年1月20日(木)~25日(火)各日午前10時~午後8時 ※最終日午後6時終了

〈Part2〉THE ARTISANS ~最高峰ショコラティエの技~
一般会期:2022年1月28日(金)~2月3日(木)各日午前10時~午後8時 ※最終日午後6時終了

会場:伊勢丹新宿店本館6階 催物場
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
TEL:03-3352-1111(大代表)
URL: www.mistore.jp/m/sdc
※開催の詳細については伊勢丹新宿店のHPを要確認
編集部
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