シューズデザイナーの草分け高田喜佐の展覧会が、神戸ファッション美術館で開催中

2013.05.07

ではまだ“シューズデザイナー”という仕事が広く認知されていなかった1970年代。オリジナルブランド「キサ(KISSA)」を設立し、日本の女性デザインの概念を持ち込んだと評価され、以後、シューズデザイナーの草分け的存在となった高田喜佐。

2006年に亡くなった後も、彼女がデザインした、機能美と遊び心を融合させた大人のためのカジュアルシューズは、今も多くのファンに支持され続けている。

ファンタジックなパンプス、カラフルなポックリ、自身が愛したバイクに乗るためにデザインされたライダースブーツ、海で過ごすためのビーチサンダル、父の靴の記憶を留めたマニッシュシューズ…。

そんな彼女のクリエーションの軌跡と多彩なライフスタイルを、寄贈された膨大な数の作品とデザイン画、写真や映像で紹介する「高田喜佐ザ・シューズ展」が神戸ファッション美術館で7月2日まで開催中だ。

オープニング時のトークショーイベントには、クリエーティブディレクターの小池一子やスタイリストの原由美子も来館。今後も関連イベントとして、ギャラリートーク(5月18日、6月15日)やワークショップ(6月2日)が開催される。

また、ボストン美術館の協力により、歴代のファーストレディーやハリウッド女優らを顧客に持つオートクチュール・デザイナー「アーノルド・スカージ展-アメリカのオートクチュール・デザイナー」展も同時開催中。ヨーロッパとは異なるアメリカンクチュールの世界を知る貴重な機会となっている。

【イベント情報】
高田喜佐 - ザ・シューズ展
会場:神戸ファッション美術館
住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町2-9-1
会期:7月2日まで
開館時間:10:00から18:00(入館は17:30まで)
休館日:水曜
入館料:一般500円
岡本恵美
  • 1970年春夏 星や月を描いたポックリ
  • 1971年 山本寛斎のショー「Kansai in London」のために制作
  • 1972年秋冬 フリルのようなタッセルが付いた モンクストラップ
  • 1973年春夏 ダイアナ靴店ポスター用に制作
  • 1974年 カウンター部に花を咲かせたサンダル
  • 1985年春夏 ナイロン地とコンビネーションの夏用ライダーブーツ
  • 1987年秋冬 ケシの花が付いた総ゴム製ズック
  • 1990年 リザードのタッセル・モカシン
  • 1994年春夏 海辺のバレリーナになれるズック
  • 2002年秋冬 乙女が夢を見るゴム底のブーツ
  • 1997年 スタジオに新作の靴を並べて
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