Jフロント・リテイリング3~8月期業績は統合後、過去最高

2013.10.10

Jフロント・リテイリングが8日に発表した2014年2月期第2四半期(3~8月)の連結決算は売上高が前年同四半期比22.2%増の5,586億9300万円、営業利益は同95.8%増の179億2500万円、経常利益は53.5%増の1,568億9300万円となり、2007年9月に経営統合して以来、第2四半期として過去最高となった。

主力の百貨店事業が好調で、業態革新を目指す「新百貨店モデル」の確立の一環、松坂屋名古屋店が6月の食品フロア改装のグランドオープン効果で同12%増、昨年増床した大丸東京店が同36%増、6月末の閉店セールを実施した松坂屋銀座店は同82%増となり、昨年8月に連結子会社化したパルコも売り上げ増に寄与、スーパーマーケット事業のピーコックストアの全株式を4月にイオンに売却したことも増益に貢献した。パルコ事業、スーパーマーケット事業を除いた連結売上高は同5.1%増、連結営業利益は同25.8%増。

通期の業績予想は売上高1兆1,600万円(前期比6.2%増、*パルコ事業、スーパーマーケット事業を除いた数値3.8%増)、営業利益425億円(同37.7%増、*15.0%増)、経常利益400億円(同24.2%増)に上方修正された。

大丸松坂屋百貨店の売上高は3306億3800万円(前年同四半期比4.9%増)、営業利益75億2700万円(同36.5%)、経常利益66億8800万円(同34.6%増)。商品別では衣料品が5.7%増、身回り品9.0%増、雑貨18.9%増と好調に推移、客単価も6.8%上昇した。

通期予想は売上高6790億円(前期比2.8%増)、営業利益196億円(同26.8%増)、経常利益174億円(同22.6%増)。
編集部
  • 松坂屋銀座店の最終セールには約300人が並んだ
  • 松坂屋銀座店外観
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