ドーバー銀座でアルテックをフィーチャー。コラボモデル、インスタレーション登場

2013.10.15

建築家アルヴァ・アアルトデザインし、ナチュラルバーチ材の3足と丸い座面が特徴的なアルテックのスツール60が今年、誕生80周年を迎える。

これを記念し、設計事務所「クライン・ダイサム・アーキテクツ」が同アイテムを用いてドーバーストリートマーケットギンザDOVER STREET MARKET GINZA)の1階イベントスペースと6階にてインスタレーションを行っている。同事務所は代官山T-Siteやシセイドウ・ザ・ギンザの設計を行うなど、1991年より東京をベースに様々なプロジェクトを行ってきたマーク・ダイサムとアストリッド・クラインの建築家デュオ。その活動は建築に留まらず、様々なジャンルのクリエーティブな人たちが短いプレゼンテーションを行うイベント、Pechakucha Nightの創設者としても知られている。

今回のインスタレーションでは、イベントスペースに常設されているステファニー・クエイル作の巨大な象のオブジェを取り囲むように、約45cmから2mの脚を持つ緑色のスツール60を約130脚設置した。スツールは黄緑から深緑までのグラデーションで彩られている。象の背中には短足の黄金色のスツールが一脚被せられた。

クライン・ダイサムは「緑のサバンナの草原をイメージして、高さの違うスツールをアルテックに製作してもらった。象の背中に乗っているのは、玉座。このインスタレーションでは観客が並べられているイスをよじ登っていくことで、黄金の玉座に到るというイメージを思い浮かべながら作った」と語った。

アルテックのイスは2007年にロンドンのドーバーストリートマーケットでディスプレイされて以来、青山店やソウル店、トレーディングミュージアム・コムデギャルソンなど、コムデギャルソンの店舗で度々展示されている。また、スツール60はコムデギャルソンによって様々な機会にカスタマイズされてきた。昨年のクリスマス時期に販売された、岡本太郎の作品をプリントしたスツールは記憶に新しい。その一つ、白地に黒のランダムなドットが施されたスツールもドーバーストリートマーケット・ギンザで販売されている。

シンプルなスツール60はコムデギャルソンのみならず、様々なアーティストデザイナー、建築家、ブランド、媒体などによってカスタマイズされてきた。インスタレーション期間中のドーバー館内では他にも、アアルトがデザインしたままのナチュラルバーチのモデルから、雑誌のモノクルによってカスタマイズされたモデル、クリエーターのマイク・メレーによるモデル、デザイナーのトム・ディクソンや田村奈緒によるモデル、デンマークファッションブランドのマッツ・ノガードによるモデルなど、計7種類のスツールが販売される。クライン・ダイサムのディスプレイで使用されている緑のスツールのうち、通常の脚の長さのものもドーバー ストリート マーケットのスペシャルモデルとして販売。価格帯は1万8,900円から6万5,100円まで。

クライン・ダイサムのクライン氏は「アルテックと仕事をするのは初めて。アアルトの普遍的なデザインに手をつけるのはとても緊張した。アルテックが様々なクリエーターとコラボレーションやインスタレーションを過去に行ってきたからこそ、私たちは今までにない、新しい見せ方を考えた」と語った。
インスタレーションは11月21日まで。
Maya Junqueira Shiboh
  • ドーバーストリートマーケット・ギンザ1階イベントスペース。象の背中に玉座としてのスツール60が載る
  • エントランスから見る。イスの高さは約45cmから2m。約13脚設置されている
  • 6階イベントスペースのインスタレーション
  • 左からクライン・ダイサム・アーキテクツのアストリッド・クライン氏、マーク・ダイサム氏、アルテックのミルック・クルベリCEO、アンニ・アイリンピエティアジア&オーストラリアエリアマネージャー
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