バルテュス節子夫人×アスティエ陶器コレクション、H.P.DECOでローンチ

2014.04.15

パリ陶器ブランドアスティエ・ド・ヴィラット(ASTIER de VILATTE)」は、画家・バルテュス(Balthus)の妻であり、現在はアーティストとして活躍する節子・クロソフスカ・ド・ローラ伯爵夫人(Setsuko Klossowska de Rola)とのコラボレーションアイテムをローンチした。

アスティエ・ド・ヴィラット創設者のブノワ(Benoit)は、彼の両親がアカデミー・ド・フランスの留学生として伊・ローマのメディチ館に滞在していた際に、館長・バルテュスの妻であった節子夫人と知り合い、2013年に再会したことからコラボレーションが実現。2月に東京新宿のパークハイアットホテルで行われた記者発表会において、節子夫人は「今までや絵に携わることが多かったので、初めて手掛ける焼物に惹かれた。幼少時よりバルテュスに触れていたブノワ氏とは美意識が共通する」と語った。ブノワ氏も「コラボレーションは自然な流れ。お互いに多くのアイデアを持ち寄った」とコメント。

第1弾として、節子夫人がパリにあるアスティエ・ド・ヴィラットのアトリエで手掛けた陶作品「コレクション・セツコ(COLLECTION SETSUKO)」が誕生。持ち手が三つ編みになったピッチャー(3万5,000円)、のインセンスホルダー(2万3,000円)、どんぐり葉のプレート(1万9,000円)、バラをあしらったボックス(1万4,000円)など25種がラインアップ。

節子夫人が現在も暮らすスイス最大の木造建築「グラン・シャレ(GRAND CHALET)」の外壁に刻まれた装飾をモチーフとしたプレートがそろう「グラン・シャレ・コレクション」(1万1,000円から)、バルテュスが好んで身に付けていた菩提樹の香りを再現したキャンドル「グラン・シャレ」(8,500円)なども登場する。

セツコ・コレクション及びグラン・シャレ・コレクションは、アスティエ・ド・ヴィラット本店、東京・神宮前のエイチ・ピー・デコ(H.P.DECO)で19日より販売。エイチ・ピー・デコでは「アスティエ・ド・ヴィラットと節子・クロソフスカ・ド・ローラ」展を4月19日から5月19日まで開催する。また同日より上野東京都美術館にてバルテュス展が始まる。
くまがいなお
  • アスティエ・ド・ヴィラットのアトリエにて
  • バルテュス節子夫人によるコレクション
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