TVシリーズ「ダウントン・アビー」のスタッフ＆キャストとオスカー女優ジュディ・デンチが出演する映画「ブライズ・スピリット～夫をシェアしたくはありません！」が、9月10日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開される。

© BLITHE SPIRIT PRODUCTIONS LTD 2020

あの世から帰ってきた妻が夫とやり直したいと願うという本作は、ノエル・カワードの戯曲「陽気な幽霊」が原案となっている。ノエル・カワードとは、1920から40年代に活躍した、俳優・作家・戯曲家・脚本家・演出家・作曲家・歌手・映画監督と、いくつもの顔を持つ英国の天才エンターテイナー。1941年の発表当時、舞台は2000回上演され、その後、アカデミー賞®監督のデヴィッド・リーンによって映画化されるなど、高い人気を誇った名作戯曲が80年の時を経て、笑顔と温かなやさしさが今こそ必要な現代に蘇った。

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監督は6年連続でエミー賞を合計15部門受賞した英国の大ヒットTVシリーズ「ダウントン・アビー」のエドワード・ ホール。同作のマシュー・クローリー役で大ブレイクを果たしたダン・スティーヴンスが、優柔不断でお調子者だが、どこか憎めないチャールズを演じる。朗らかで理想的な妻だが、ハリウッド行きの野心を燃やすルースには、「お買いもの中毒な私!」「華麗なるギャツビー」のアイラ・フィッシャー。頭の回転が速くユーモアあふれる毒舌家だが、心はピュアな一人目の妻エルヴィラには、「ブリングリング」のレスリー・マン。さらに、あやしさ満載だが、実は亡き夫を降霊したいという悲願を抱き続けている霊媒師マダム・アルカティに、今や世界の映画界の至宝、「007」リーズのM役が忘れ難いオスカー俳優のジュディ・デンチ。

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レトロでエレガントな1930年代ファッションと本物のアンティークのインテリアで彩られた英国のアール・デコ様式の豪邸を舞台に、タイムリミット付きの切ない再会を描く、ラブシックストーリーとなっている。

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■「ブライズ・スピリット～夫をシェアしたくはありません! 」のあらすじ

ベストセラー作家として名を馳せるチャールズは、スランプから抜け出すために、霊媒師マダム・アルカティに頼んで、事故死した最初の妻エルヴィラを呼び戻す。実は彼の小説はすべて、生前エルヴィラが生み出したアイディアを書き留めただけのものだった。チャールズは、ハリウッド進出のチャンスをかけた初脚本も、彼女の力なしではムリだと思い知ったので、蘇らせたのだ。夫との再会を喜んだのも束の間、エルヴィラは自分が幽霊で、チャールズには新しい妻ルースがいると知ってショックを受ける。それでもチャールズに頼まれるままに共同制作するうちに、楽しかった日々がよみがえる。やがてエルヴィラは、このまま脚本が完成しなければいいと願うのだが、この世にいられる期限は刻一刻と迫っていた。

https://youtu.be/n9gNVvH6UX4