公の場に一切登場しない天才デザイナーがついに沈黙を破る映画「マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”」9月17日より全国公開

開催日:2021.09.17
2021.08.06
9月17日より映画「マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ“」が全国順次公開される。常に時代の美的価値に挑戦し、服の概念を解体し続けたデザイナー、マルタン・マルジェラ。キャリアを通して一切公の場に姿を現さず、あらゆる取材や撮影を断り続け匿名性を貫いた。

© 2019 Reiner Holzemer Film ‒ RTBF ‒ Aminata Productions
作の監督のライナー・ホルツェマーは、難攻不落と思われたマルジェラ本人の信頼を勝ち取り、「このドキュメンタリーのためだけ」という条件のもと、ドローイングや膨大なメモ、初めて自分で作ったバービー人形の服などプライベートな記録を初公開し、ドレスメーカーの祖母からの影響、ジャン=ポール・ゴルチエのアシスタント時代、ヒット作となった足袋ブーツの誕生、世界的ハイブランドエルメスのデザイナーへの抜擢就任、そして51歳にして突然の引退まで一切語ること のなかったキャリアやクリエイティビティについてカメラの前でマルジェラ自身が語る、貴重なドキュメンタリーを作り上げた。

https://youtu.be/9so7_-b2A6Q

今回解禁となる場面写真の数々は、デビューショーのランウェイ画像から初期マルジェラの代表作の一つであるコルクネックレス、マルジェラの代名詞とも言える四隅の白いステッチや、アトリエ風景など、謎に包まれてきた秘密の一旦が垣間見えるものばかり。劇中「既にマルジェラっぽい」と本人が明かす、初めて作ったバービー人形の洋服に加え、過去のコレクションの貴重なショットも解禁となっている。

初めて自身で作った服。「既にマルジェラっぽい」とは本人の談。
© 2019 Reiner Holzemer Film ‒ RTBF ‒ Aminata Productions

【映画情報】
「マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”」
ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか9月17日(金)より全国順次公開
Martin Margiela: In His Own Words(ドイツ、ベルギー/2019 年/90 分/16:9/英語、フランス語)
監督・脚本・撮影:ライナー・ホルツェマー(『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』)
撮影:トゥーン・イレハム/編集:ヘルマー・ユングマン/音楽:dEUS
出演:マルタン・マルジェラ(声のみ)、ジャン=ポール・ゴルチエ、カリーヌ・ロワトフェルド、リドヴィッ ジ・エデルコート、キャシー・ホリン、オリヴィエ・サイヤールほか 日本語字幕:額賀深雪 宣伝美術:千原航 配給・宣伝:アップリンク

© 2019 Reiner Holzemer Film ‒ RTBF ‒ Aminata Productions

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編集部
  • マルジェラのアトリエ
  • 2009年春夏コレクション
  • マルジェラ自身によるドローイング
  • 「Margiela / Galliera 1989-2009」展の準備中
  • 10番マルジェラ・メン。マルジェラはメンズラインを「コレクション」ではなく「ワードローブ」と呼んだ。
  • 初めて自身で作った服。「既にマルジェラっぽい」とは本人の談。
  • 四隅の白いステッチがマルジェラの目印
  • デビューショーのランウェイ。
  • 初期マルジェラのアクセサリー代表作の一つのコルクネックレス。
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