衣服とは、身体を覆うものではなく、身体そのものを拡張する存在だと考えられてきました。三宅一生の思想を継承する三宅デザイン事務所(MDS)が長年問い続けてきたのは、服と身体の関係性です。その視線が今回向けられたのは、「足」という、最も身体に近く、同時に高い機能性が求められる部位でした。
MDSとアシックスによる協業プロジェクト「ISSEY MIYAKE FOOT」は、ファッションとスポーツ、造形と機能といった境界を越えながら、身体から始まるフットウェアの新たな可能性を探るために始動しました。
© MIYAKE DESIGN STUDIO
なぜMDSとASICSなのか
日本を代表する二つのブランドが出会った背景には、偶然ではなく、長年にわたって培われてきた相互理解と信頼関係があります。MDSが追求してきたのは、造形を通して身体の潜在的な動きを引き出すデザイン。一方、アシックスはスポーツ工学に基づき、人の動作や足の構造を科学的に研究し続けてきました。
© MIYAKE DESIGN STUDIO
両者に共通するのは、「身体を起点に考える」という姿勢です。ISSEY MIYAKE FOOTは、単なるコラボレーションではなく、研究と実験を重ねながら未来を構想するプロジェクトとして位置づけられています。
© MIYAKE DESIGN STUDIO
ISSEY MIYAKE FOOTというプロジェクト
このプロジェクトは、シーズンごとにデザインを更新する一般的な商品開発とは一線を画します。MDSとアシックスは、足の構造や動き、感覚に改めて向き合いながら、時間をかけて検証と対話を重ねてきました。
© MIYAKE DESIGN STUDIO
「ISSEY MIYAKE FOOT」は、完成形を提示することよりも、プロセスそのものを重視する試みです。そこには、日本のものづくりに根づく探究心と、身体への深い敬意が通底しています。
© MIYAKE DESIGN STUDIO
ファーストプロダクト「HYPER TAPING」
プロジェクトの第一弾として発表されたのが、「HYPER TAPING」です。着想源となったのは、アスリートの身体を支えるテーピングの構造。足を包み込むように配置されたラインは、アシックスのストライプを再解釈し、視覚的な造形と機能性を同時に成立させています。
© MIYAKE DESIGN STUDIO
アッパーとソールが一体となった構造は、足とシューズの境界を曖昧にし、まるで身体の一部のようなフィット感を生み出します。ファッションとしての佇まいと、運動性能を支えるテクノロジー。その両立こそが、この一足の核心です。
© MIYAKE DESIGN STUDIO
ディテールに宿る思想と技術
ソールにはレスリングシューズに着想を得た設計を採用し、足裏全体で地面を捉える安定感を実現しています。新たに開発されたラスト(足型)により、自然な足運びをサポートします。また、ミッドソールには軽量で反発性に優れた素材を使用し、インソールにはOrthoLite®を搭載。日常の動作から歩行まで、身体の動きを妨げない快適性が追求されています。カラーリングはミニマルで普遍的。装飾を抑えた表情が、プロジェクトの思想を静かに物語ります。
© MIYAKE DESIGN STUDIO
足元から、未来の身体表現へ
ISSEY MIYAKE FOOTは、単なる新作フットウェアではありません。それは、身体とデザイン、感性とテクノロジーの関係を、足元から問い直す試みです。歩くという日常的な行為の中に、どれだけの可能性が秘められているのか。このプロジェクトは、その問いを私たちの身体に静かに投げかけています。
© MIYAKE DESIGN STUDIO
MDSとアシックスによる協業プロジェクト「ISSEY MIYAKE FOOT」は、ファッションとスポーツ、造形と機能といった境界を越えながら、身体から始まるフットウェアの新たな可能性を探るために始動しました。
© MIYAKE DESIGN STUDIO なぜMDSとASICSなのか
日本を代表する二つのブランドが出会った背景には、偶然ではなく、長年にわたって培われてきた相互理解と信頼関係があります。MDSが追求してきたのは、造形を通して身体の潜在的な動きを引き出すデザイン。一方、アシックスはスポーツ工学に基づき、人の動作や足の構造を科学的に研究し続けてきました。
© MIYAKE DESIGN STUDIO 両者に共通するのは、「身体を起点に考える」という姿勢です。ISSEY MIYAKE FOOTは、単なるコラボレーションではなく、研究と実験を重ねながら未来を構想するプロジェクトとして位置づけられています。
© MIYAKE DESIGN STUDIO ISSEY MIYAKE FOOTというプロジェクト
このプロジェクトは、シーズンごとにデザインを更新する一般的な商品開発とは一線を画します。MDSとアシックスは、足の構造や動き、感覚に改めて向き合いながら、時間をかけて検証と対話を重ねてきました。
© MIYAKE DESIGN STUDIO 「ISSEY MIYAKE FOOT」は、完成形を提示することよりも、プロセスそのものを重視する試みです。そこには、日本のものづくりに根づく探究心と、身体への深い敬意が通底しています。
© MIYAKE DESIGN STUDIO ファーストプロダクト「HYPER TAPING」
プロジェクトの第一弾として発表されたのが、「HYPER TAPING」です。着想源となったのは、アスリートの身体を支えるテーピングの構造。足を包み込むように配置されたラインは、アシックスのストライプを再解釈し、視覚的な造形と機能性を同時に成立させています。
© MIYAKE DESIGN STUDIO アッパーとソールが一体となった構造は、足とシューズの境界を曖昧にし、まるで身体の一部のようなフィット感を生み出します。ファッションとしての佇まいと、運動性能を支えるテクノロジー。その両立こそが、この一足の核心です。
© MIYAKE DESIGN STUDIO ディテールに宿る思想と技術
ソールにはレスリングシューズに着想を得た設計を採用し、足裏全体で地面を捉える安定感を実現しています。新たに開発されたラスト(足型)により、自然な足運びをサポートします。また、ミッドソールには軽量で反発性に優れた素材を使用し、インソールにはOrthoLite®を搭載。日常の動作から歩行まで、身体の動きを妨げない快適性が追求されています。カラーリングはミニマルで普遍的。装飾を抑えた表情が、プロジェクトの思想を静かに物語ります。
© MIYAKE DESIGN STUDIO 足元から、未来の身体表現へ
ISSEY MIYAKE FOOTは、単なる新作フットウェアではありません。それは、身体とデザイン、感性とテクノロジーの関係を、足元から問い直す試みです。歩くという日常的な行為の中に、どれだけの可能性が秘められているのか。このプロジェクトは、その問いを私たちの身体に静かに投げかけています。
© MIYAKE DESIGN STUDIO 発売日:2026年1月5日(月)
上代:¥33,000(税込)
カラー展開:GREEN, GRAY, BLACK
サイズ展開:23-29.5cm
取扱店舗:ISSEY MIYAKE GINZA / 442、ISSEY MIYAKE MARUNOUCHI、ISSEY MIYAKE SHIBUYA、ISSEY MIYAKE SHINJUKU、ISSEY MIYAKE SEMBA、ISSEY MIYAKE KYOTO、ISSEY MIYAKE KOBE、IM MEN / AOYAMA、HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE / DAIKANYAMA、HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE / ROPPONGI、ISSEY MIYAKE ONLINE STORE、ASICSの一部直営店、ASICSのオンラインストア(asics.com/jp)
上代:¥33,000(税込)
カラー展開:GREEN, GRAY, BLACK
サイズ展開:23-29.5cm
取扱店舗:ISSEY MIYAKE GINZA / 442、ISSEY MIYAKE MARUNOUCHI、ISSEY MIYAKE SHIBUYA、ISSEY MIYAKE SHINJUKU、ISSEY MIYAKE SEMBA、ISSEY MIYAKE KYOTO、ISSEY MIYAKE KOBE、IM MEN / AOYAMA、HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE / DAIKANYAMA、HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE / ROPPONGI、ISSEY MIYAKE ONLINE STORE、ASICSの一部直営店、ASICSのオンラインストア(asics.com/jp)





































