無印良品が武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス内に、産学共創店舗「MUJIcom」を初出店

2019.07.17
無印良品を展開する株式会社良品計画が、4月に開設された武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスの1階にある共創スタジオに、産学共創店舗「MUJIcom 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス」を7月18日よりオープンする。


無印良品が大学キャンパスへ出店するのは今回が初となり、武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスが掲げる、“造形から育まれる「創造的思考力」を実社会の課題解決に応用した新しい価値づくり”という理念に共感し、今回の出店に至った。 


「地域の役に立てる店舗」を目指し、厳選した日用品や食品などを販売する物販スペースの他、子供から大人までが創造力を育む場として設けられた「com Studio」や、武蔵野美術大学と自治体や企業、地域との連携で生まれたものを販売するスペースとして誕生する「Open Market」などが設けられている。

学生が実際に作った物を売る、食べる、仕組みを運用するなど、授業を通してアイディアを具体化出来る場として、また、その試みを通じて、年齢や文化、地域の違いを超えるコミュニケーションを創出していけるようなコミュニティの場として運営していく。



「com Studio」では、廃材や端材を販売。自由に加工できるようなスペースと道具を揃え、創作を通して発見する新しい価値を見出す場所となっている。様々なイベントも予定され、7月21日までは、シルクスクリーンのワークショップが実施される。




武蔵野美術大学が運営するスペース「Open Market」では、地域との共創の場として「モノを売る」だけではなく「コミュニケーションをつくる」きっかけの場を目指していく。ここで使用する屋台のデザインを、武蔵野美術大学の学生から募集し、大賞に選ばれたデザインを採用する予定だ。




学食として運営されるカフェスペースでは、美味しく安心安全なDELIが楽しめる日替わりセット(800円)や、素材の味を大切にし作られる日替わり弁当(600円)、サンドイッチ(180円・300円)などを提供。学生以外も利用が可能で、平日は7時30分から21時まで営業。食事メニュー以外に、アルコールなども提供され、一日を通して地域の人が一息つける空間を目指して運営していく。

また、可変性あるスペースとして、講演やワークショップ、公開授業などの会場としても機能していく予定だ。



7月18日から9月30日までは、オープニング企画として、展覧会「ここから始めよう、みんなの新たな学び舎」も開催。武蔵野美術大学や無印良品の関係者、近隣住民などから集めた、「100年後、学びを通してどういう社会を目指し、そのために何をなすべきなのか」に対する考えを展示している。

その他、100円コーヒーや、無印良品の視点で集めた様々ながラインアップする「MUJI BOOKS」、授乳スペースなどのサービスも提供される。


編集部
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