オランダを代表する映像作家が40年に渡り捉えた各国のストリートシーン【ShelfオススメBOOK】

2015.07.11

各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。日は洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京渋谷神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。

■『Mise au Jour』ヨハン・ファン・デル・クーケン(Johan Van der Keuken)

17歳でデビューした作品『wij zijn 17』や、55年に出版され13年にも復刻版が刊行された名作集『Paris Motel』などで知られるオランダドキュメンタリー映像で写真家のヨハン・ファン・デル・クーケンの写真集

本書には、故郷・アムステルダムに始まり、40年に渡ってギリシャイタリア、スペイン、フランスニューヨークパリして撮影された作品を収録。ポートレートやストリートシーン、パーソナルな時間を切り取ることで、都市に生きる同時代の人々の日常生活を浮き上がらせる。

1938年にオランダ・アムステルダム生まれた、ヨハン・ファン・デル・クーケン。17歳の時に写真家としてデビューし、60年代からは映像作家として活躍。『Paris l'aube (夜明けのパリ)』『Beppie(ベピー)』など数々の作品を残し、00年12月には『The Long Holiday(ロング・ホリデー)』で、アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭のベルト・ハーンストラ作品賞を受賞した。その後、01年に病で逝去。

【書籍情報】
『Mise au Jour』
著者:Johan Van der Keuken
出版社:Bureau voor Business Brochures
言語:英語
ハードカバー/112ページ/330x210mm
発刊:2015年
価格:8,900円
Shelf
  • 『Mise au Jour』ヨハン・ファン・デル・クーケン
  • 『Mise au Jour』ヨハン・ファン・デル・クーケン
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