CADANと伊勢丹新宿店メンズ館のコラボプロジェクト「Takeover」の冬に注目

開催日:2020.12.23-2021.03.30
2020.12.20
CADAN(一般社団法人日本現代美術商協会)とイセタンメンズコラボレーションプロジェクト「Takeover」シリーズの第4弾「Winter Takeover」が12月23日から始まります。インスタグラムをはじめとしたSNSで使用されるプロモーション用語「Takeover」と題したシリーズは、今の時代を反映する現代美術をフィーチャーします。スプリング、サマー、オータム、ウィンターと4シーズンに渡り伊勢丹新宿店メンズ館のフロアに様々な現代美術が出現します。

見どころ
・日本を代表するコンテンポラリーアートギャラリーが組織するCADANと、世界No.1のメンズファッションストアを目指す伊勢丹新宿店メンズ館の1年間にわたるコラボレーションプロジェクト。
伊勢丹新宿店メンズ館の4フロアに設置された立方体の展示空間SI(ストアアイデンティティ)に、フロアーテーマに合わせたスペシャルインスタレーションが出現。
・シーズンごとにCADANメンバーギャラリーがリプレゼントするアーティスト4組が作品を発表。

展示内容
1階 エントランス、メンズアクセサリー・・・磯谷 博史(所属ギャラリー:青山目黒
2階 メンズクリエーターズ・・・COBRA(所属ギャラリー:XYZ collective)
4階 メンズラグジュアリー・・・本堀 雄二(所属ギャラリー:ヤマキファインアート)
6階 メンズコンテンポラリー・・・利部 志穂(所属ギャラリー:KAYOKOYUKI)

作家と作品情報
【1階】磯谷 博史(いそや ひろふみ)(所属ギャラリー:青山|目黒)
1978 年東京都生まれ。 東京藝術大学で建築を、同大学院とロンドン大学ゴールドスミス・カレッジで美術を学ぶ。彫刻写真、ドローイング、またそれらを含んだインスタレーションは、極めて静謐、的でありながら、建築的なスケール感と精度をもって、認識の一貫性や統合的な時間感覚を揺さぶる。

近年の展示に、個展「流れを原型として」(青山|目黒/東京、2019年)、「六本木クロッシング2019 展:つないでみる」(森美術館/東京、2019年)、「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」展(ポーラ美術館/神奈川、2019年)など。 主な作品収蔵先に、ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター/パリ、サンフランシスコ近代美術館/カリフォルニア他。



磯谷博史「Bananas and Postcards」(2014年)postcard,spinning rack / 155×45×45cm

大小2台のポストカードスタンドとポストカードによる作品。ポストカードには、それぞれバナナとアーリーレッド(赤玉ねぎ)が写っているポストカードを用いて、バナナと赤玉ねぎをカットしている様子が写っている。またそれぞれのラックにはバナナの房状、タマネギの球根状にポストカードが配置されている。

私たちが普段やり過ごしている時間の流れや物事の手順、空間の把握と言う安定した構造を揺さぶる事により、ズレを生み出そうとする試みです。

【2階】COBRA(こぶら)(所属ギャラリー:XYZ collective)
1981 年千葉県生まれ。現在は東京を拠点にアーティスト活動を行う。アーティストランス ペース「XYZ collective」を運営。 ごく普通の世間的主題を映像作品を通してコミカルに表現した作品を多く発表している。 コミカルに繰り広げられる映像作品の多くは自作自演であり、映像内のみでのパフォーマンスが多い。 近年参加している多くの展覧会にて、チーズの絵がトラップに入った彫刻を手がけている。

近年の展示に、個展「COBRA SOLO SHOW」(フォーシーズンズ/チューリッヒ、2019年)、個展「The Museum」(Fig/東京、2019年)、二人展「加賀美健 & COBRA『Romantic Comedy』」(MISAKO & ROSEN/東京、2020年)、 グループ展「The Sentimental Organization of the World」(Crevecoeur/パリ、2020年)、グループ展「TGC curated by XYZ collective」(ヴァイス・フォーク/バーゼル、2020年)。


COBRA「Story of Eggs (Bird Gallery for birds)」(2020年)Bird cage,acrylic on canvas

ごくあたり前の話だが、芸術における絵画作品は人が鑑賞するために、制作、展示され購入される。この作品はそのような固定概念に対し、視点を変え皮を込めてユーモアで展開・制作された作品である。タイトルがさす通り、この鳥籠内に展示された絵画は卵とアドベンチャーがテーマで鳥のために制作されている。

【4階】本堀 雄二(ほんぼり ゆうじ)(所属ギャラリー:ヤマキファインアート)
1958年神戸市生まれ。1983年愛知県立芸術大学彫刻専攻大学院修了。神社の廃材を用いて制作を行う機会を得たことで、仏像と向き合う道を見出す。神戸ビエンナーレ(2009年)、東京INAXギャラリー個展(2010年)にて”ダンボールによる仏像”を発表以来、各地のアートフェアや展覧会で発表している。


本堀雄二「毘沙門天」(2017年)段ボール,ミクストメディア / 80×75×230cm

使用済みのダンボールや包装紙を用いて日本の神仏や宗教建造物を制作、「捨てる紙あれば、拾う神あり。」をモットーに制作をつづけ、日常的に消費された物を「輪廻転生」してみせる本堀の作品は、正面から見たときの透過性と側面から見たときの物質感という二面性によって現代社会の均衡を的確に描写している。

【6階】利部 志穂(かがぶ しほ)(所属ギャラリー:KAYOKOYUKI)
1981年神奈川県生まれ。文化女子大学立体造形コース卒業後、多摩美術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。2017年より文化庁新進芸術家海外研修制度の助成を得て、2年間ミラノを拠点に活動。現在は東京都在住。

主な展覧会に、「DOMANI・明日展 2021」国立新美術館(東京、2021)、「メイド・イン・フチュウ 公開制作の20年」府中市美術館(東京、2020)、「所沢ビエンナーレ “引込線2015”」旧所沢市立第2学校給食センター(埼玉、2015)、「アーティスト・ファイル2013ー現代の作家たち」国立新美術館(東京、2013)、「発信 //板橋//2011 けしきをいきる」板橋区立美術館(東京、2011)など。


利部志穂「ひかりのとき/ワンダー・バイ・ワンダー Lightning-Wonder by Wonder」(2020年)紙,ステンレス,ハンガー,映像 / 185×185×180cm

生活の中で不要となったものや壊れて廃棄された拾得物、あるいはホームセンターで購入できる建築資材など、様々なモノを使用して彫刻作品を制作してきた。利部の作品においては、それらの日常的な意味や機能は解体され、組み合わされ接合されることによって新たな関係性が形成され、空間の中に置かれていく。利部は「作品を構成するモノと自分自身は、どちらも同じく地球上の法則に従って存在しているのであり、その意味で、両者はつながっているのだ」と言う。「人間が定義したルールは疑うけれど、地球的・宇宙的なルールを信じる」と言う利部は、モノに近づき、モノが発する声を聞きながら、その一部となって、自然の摂理とも言える生成や循環を展示空間に構築していく。

実施概要
タイトル:「CADAN×ISETAN MEN'S : Winter Takeover」
会期:2020年12月23日(水)-2021年3月30日(火)
設置場所:伊勢丹新宿店メンズ館1階・2階・4階・6階
主催:伊勢丹新宿店 メンズ館
協力:一般社団法人日本現代美術商協会

SIとは
昨年3月に「男として、そして、人として -As a man , and As a human- 」を新ステートメントに掲げ生まれ変わったメンズ館のお迎えの場として、1階・2階・4階・6階に設置された立方体の空間(SI ストアアイデンティティ)。毎年設定したテーマに沿ってアート作品が展示されている。

CADANとは
一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN: Contemporary Art Dealers Association Nippon)は、日本の現代美術の振興と普及、現代美術市場の確立と発展、現代美術作家の国際的な認知度の向上、若手作家への支援と人材の育成を目指し、日本の現代美術の発展に寄与することを目的として2015年に設立された非営利の業界団体。現在47のギャラリーが加盟している。(https://cadan.org)

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