【INTERVIEW】シアタープロダクツ、デザイナー武内氏とプロデューサー金森氏が語る「シアターユアーズ」

2013.04.13

昨年8月に「シアタープロダクツTHEATRE PRODUCTS)」がスタートした、型紙や生地、服の作り方、プリント柄など服作りのプロセスに注目し、新しいアプローチで服を楽しむ企画「シアターユアーズ(THEATRE,yours)」。

伊勢丹新宿店TOKYO解放区では、そのスペシャル企画として、1950から60年代のVOGUEに付録として付いていた型紙を、同ブランドデザイナー武内昭が現代の女性のスタイルに合わせアレンジ。その型紙や生地、既製服を販売している。期間は4月23日まで。初日に同店を訪れた武内昭氏とプロデューサー金森香氏に話を聞いた。

――シアターユアーズを始めたきっかけは?

既製服は違う服の買い方を提案することで服の見方や楽しみ方が広がるのではないか、という思いから昨年8月にスタートしました。大阪渋谷で生地、型紙を販売し、服を作ってもらうというワークショップ展示を行いました。

――今回のスペシャル企画の内容は?

海外から取り寄せた型紙の中から、「ランバン(LANVIN)」のプルオーバー、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のドレス、VOGUEオリジナルのブラウスの型紙をピックアップしました。それらを元に、バランスやディテールを変えることで今の気分や軽さ、シアタープロダクツらしさなどを表現した型紙にリメイクし、襟付きのプルオーバー、ブラウス、ドレスの3型を制作しました。基的な構造を残しながら、ドレスだったものをプルオーバーにアレンジしたり、プルオーバーに型紙をスキャンしプリントした生地を使用したりしています。

また、以前行ったワークショップと同様、今回も株式会社トヨシマビジネスシステムの協力により、パソコンで型紙と柄の中から好きな部分を選び、オーダーメイドの型紙も作れるようになっています。店内にはシアターユアーズの考え方で作った2013年春夏のシアタープロダクツの商品も並べました。

――昔のVOGUEの付録の型紙に注目した理由は?

当時、ハイブランドがVOGUEと組んで型紙を作っていました。それに、数十年前には今と違って既製服と同じ感覚で型紙も販売されていました。それがとても興味深かったし、それを知ってもらうことで改めて型紙や洋服の構造を見てもってもらうきっかけにつながるのではないかと思いました。ビンテージパターンを使った企画はデザイナーとしても楽しいし、興味深いです。

――昨年はシアタープロダクツが10周年を迎え、今年はもうひとりのデザイナーが藤原美和さんに交代したが、その影響は?

ブランドとしてはデザイナー交代をよいきっかけとし、イメージを変えながらも、シアタープロダクツならではの良さは崩れないように守っていきたいと思っています。女性が肌の感覚で、かわいい、着たいと思うようなしっかりとした洋服を作っていきたいです。

――シアタープロダクツとして、今後のビジネスの展開は?

現在、直営店5店舗、卸20店舗で展開しており、ビジネスの軸は直営店です。商品を展開できている地域がまだ限られているので、次の10年ではそれを広げ、より多くの人に見てもらえるようにしたいと考えています。

より多くの人にシアタープロダクツの世界観を届けるためには会社が成長しなければいけません。会社も自分たちも成長していくことができるような仕組みを考えていきたいと思っています。

期間中の土日にあたる4月13日、14日、20日、21日には、パソコン上のテキスタイルデータに型紙パーツを並べてオリジナルのパターン・テキスタイルを作るワークショップも実施。テキスタイルにプリントされた型紙線にあわせてカット&縫製すると、自分だけのデザインのプルオーバーやスカート、ドレスが出来上がる。
樋口真一
  • 「シアターユアーズ」のスペシャル企画でじは、VOGUEのビンテージの型紙にフォーカス
  • デザイナーの竹内昭氏
  • TOKYO解放区の「シアターユアーズ」企画は4月23日まで開催
  • 「シアターユアーズ」スペシャル企画が実施されているTOKYO解放区の店内
  • 型紙も販売
  • 店内には、型紙、生地、既製服が並ぶ
  • シアタープロダクツ13SSの新作も販売
  • パソコンで型紙と柄の中から好きな部分を選び、オーダーメイドの型紙も作れる
  • TOKYO解放区の「シアターユアーズ」企画は4月23日まで開催
  • 「シアタープロダクツ」13SSの新作
  • 「シアタープロダクツ」13SSの新作
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