楽天が東京ファッションウィークの冠スポンサーに「Rakuten Fashion Week TOKYO」10月開幕

2019.09.17
楽天は2019年8月、一般社団法人日ファッション・ウィーク推進機構(以下、JFWO)と「東京ファッション・ウィーク」の冠スポンサー契約を締結。それに基づき10月14日から初の「Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 S/S」が開催される。

「Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 S/S」のキービジュアル
©Japan Fashion Week Organization


9月17日には記者会見を開き、楽天のファッション事業においての本格的な強化構想「Rakuten Fashion」と取り組みの内容が発表された。

具体的なその目標は、高感度なファッションブランドを取り扱う通販サイト「楽天ブランドアベニュー(Rakuhen BRAND AVENUE)」、及び総合ECモール「楽天市場」のファッション領域における新しいプラットフォームの構築。楽天グループのデジタルアセットを活用し、日本国内のファッション関連事業が商品の企画・生産から販売までを効率化するデジタルソリューションをワンストップで利用できるよう、同事業者のデジタル化やEC化を支援し、産業のさらなる活性化に貢献することを目指す。

まずその第一弾の取り組みとして、10月1日には「Rakuhen BRAND AVENUE」のサイト名称を「Rakuten Fashion」へ変更、サイトデザインも一新する。現在、同ECサイトでは1,100ブランド以上(2019年9月時点)を取り扱うが、それら各ブランドの成り立ちやコンセプト、ファッションストーリーを知ることができるページも新設されるという。「Rakuten Fashion」のキービジュアルの監修には、元『GINZA』編集長の中島敏子、アートディレクター/グラフィックデザイナーには平林奈緒美が起用された。

三木谷浩史氏(楽天会長兼社長)は、「5大ファッションウィークと言われる内の一つである東京ファッションウィークの地位をさらに上げるべく、楽天グループ総力をあげてファッション業界全体に対し貢献していきたい」と語った。売り上げ規模については「キリのいいところで1兆円が目標」。また、JFWOとのパートナーシップの継続期間を問われると「短期間で終わってしまっては意味がないので、最低でも10年くらいは続けたい」と話した。

また、三宅正彦氏(一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構 理事長)は、「今回の10月14日からの開幕で、29回目を迎える東京ファッションウィーク。小売との接点を持つ楽天との取り組みは、デザイナー、小売、消費者が共生する時代にぴったり」とコメントした。

今後「Rakuten Fashion」では、コラボレーション、SNSの活用、海外のインフルエンサーを起用するなど、日本国内だけでなくグローバルプロモーションも視野に入れ展開してくという。
編集部
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