ルイ・ヴィトンがハイジュエリー コレクション「スピリット」のチャプターIIを発表

2023.02.02
昨年6月に発表したルイ・ヴィトンハイジュエリー コレクション「Spirit(スピリット)」のチャプターIに続き、2023年1月に新たな30種類のハイジュエリーによって構成されるチャプターIIを発表しました。

©Laziz Hamani
「Spirit」は、ルイ・ヴィトンのウォッチファインジュエリーのアーティスティック・ディレクター フランチェスカ・アムフィテアトロフがデザインしたハイジュエリー コレクションの第4弾です。フランチェスカは、ジュエリーとそれを身に纏う人の間には密接な繋がりがあると常に信じてきました。そして、「ジュエリーほど、その人のスピリットを宿す力を持つものは、世界中で他にないと思います」と語ります。

そのエスプリは、「Spirit」のチャプター IIにも脈々と受け継がれます。匠の技が際立つクリエーションが、メゾン独自のデザインコードと共鳴し、チャプター Iと同様に、メゾンの価値を反映する4つのユニバース──「Liberty(リバティ)」、「Destiny(デスティニー)」、「Fantasy(ファンタジー)」、「Radiance(ラディアンス)」──が舞台に。


デスティニー

©Solve Sundsbo
力強くありながらフェミニンかつ繊細な10種類のデザインが星座のごとく煌めく「Destiny」は、究極の輝きを放つ完璧なレッドのルビーを讃える抒情。まるで1つ1つのストーンが、特別なパワーを発するかのように。「Destiny」のユニバースの基調を成すのは、ルイ・ヴィトンの「V」の幾何学的なエネルギーとシンボル。メゾンのダイナミズムと共鳴し、そのレガシーとビジョンを未来へと推し進めます。

壮麗なネックレスから垂れ下がる36個のルビーは、調達に3年が費やされ、すべての色相と彩度、純度が完璧にマッチ。そして、LV モノグラムスターカットダイヤモンドからこぼれ落ちる、焔のように鮮烈な3.13カラットのペアカットのピジョンブラッドタイプルビーが頂点を極めます。このネックレスには「V」モチーフが繰り返しデザインされ、大小の「V」モチーフにトライアングルシェイプが交わり、3連になったネックレスが首に沿ってカーブを描きます。外から見えないように施した無数のリンクで連結され、しなやかな動きを完成させているのです。

そして、「Destiny」の他のクリエーションと同様に、イエローゴールドとプラチナのバイカラーの組み合わせが、深みやボリューム、コントラストを加えます。これらのモチーフは、もう1つのネックレスでも一段と際立ちます。この2連のネックレスもまた、「V」とトライアングルのモチーフが建築のように積み重なる構造的なデザイン。イエローゴールドとプラチナのミックスによって引き立てられ、6個のLV モノグラムフラワーカットダイヤモンドが煌めきを放つ中央で、3.26カラットのペアカットルビーのペンダントが鎮座しています。他にも、メゾンのトランクの内装に見られるラグジュアリーなパディングを想わせる、繊細なレースのようなパターンを施したブレスレット、それとマッチする輝かしい格子状にデザインされたリングも。そして、「V」モチーフはイヤリングでも強調され、力強い直線的なドロップデザイン、耳の後ろでドラマティックに揺れるモダンなフープデザインなどがそろいます。

©Solve Sundsbo
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©Laziz Hamani

リバティ

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自由の観念は、創業以来、ルイ・ヴィトンを導き続ける光です。それは、探求して発見する自由、をして自身の視野を広げる自由、そして未知の領域に大胆に入り込む自由のこと──フィジカルに、そしてメタファーとしても。「Liberty」のテーマは、カスタムカットやLV モノグラムフラワーカットのダイヤモンドを中心に、技巧を凝らした比類ない7種類のクリエーションによって表現され、そこには独自のビジョンや明確なデザインの概念が構築されています。

チャプター Iと同様に、メゾンのあらゆるシグネチャーコードが1つとなり、精緻なネックレスへと昇華。ダミエ・パターンと「V」シェイプが並び、アイコニックなトランクから着想を得たヒンジ(蝶番)のモチーフが重なります。それを構成するのは、195個を超えるカスタムカットのダイヤモンド。異なるシェイプが組み合わされることで、究極にユニークなパターンが生まれています。この鎧を想わせるネックレスは、製作に1,300時間が費やされ、多様な高さやフォルムを活かしつつ、熟練の技によって深みのあるしなやかな連結構造を実現。そのトップを飾るのは、稀少な4.84カラットのコロンビア産エメラルドと2.02カラットのLV モノグラムフラワーカットダイヤモンドです。卓越したサヴォアフェール(匠の技)は、ブローチに変身する大胆なメダリオンネックレスにも見られます。個々のイヤリングやリングも、カスタムカットを中心に構成されています。そして、驚くべきトランクスタイルのペンダントネックレスは、鍵を開けて広げることができ、中に潜む秘密を見つける旅へと誘います。

©Laziz Hamani
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ファンタジー

©Solve Sundsbo
「Fantasy」は、ルイ・ヴィトンのイマジネーションを体現し、メゾンの創業者の先駆的なエスプリであるモノを生み出し、夢を描き、限界を打ち破る1人の人間のクリエイティブな才能と生命の躍動を呼び起こします。こうした独自のビジョンが、動きや広がりの要となり、シェヴロン・パターンに表現されているのです。魅惑的なパヴェダイヤモンドが絡み合うイエローゴールドの「V」が眩い輝きを放ち、さらにそれらが調和して1つの「V」モチーフになるように配列され、生き生きとした表情を見せます。2つのカラーとテクスチャーが交わることでコントラストや深みが加わり、強烈なインパクトに満ちたグラフィカルなデザインの概念を示す、生命力溢れるジュエリーが誕生しました。

このテーマを代表するのは、「V」とシェヴロン・パターンを組み合わせた、心奪われるような2連のネックレス。その驚くようなしなやかさは、精緻な手仕事によるクラフツマンシップの賜物です。2個のLV モノグラムスターカットダイヤモンドがネックレスのアクセントとなり、3通りの方法で身に着けることが可能。他にも、眩い15.31カラットのオーバルカットのイエロー・サファイアをトップにあしらった優美なカクテルリングは、イエローゴールドとダイヤモンドが重ねられ、2個のLV モノグラムスターカットダイヤモンドがそれを引き立てます。また、さまざまなサイズや高さのシェヴロン・パターンを繰り返す、重ね着け可能な繊細なリングも誕生。魅惑的なスタッドイヤリングは、それぞれに1.55カラットを超えるLV モノグラムスターカットダイヤモンドがあしらわれ、それを囲むイエローゴールドとホワイトゴールドの渦はエスプリに満ちています。

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ラディアンス

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フランチェスカ・アムフィテアトロフは、ルイ・ヴィトンにおける自身初のハイジュエリー コレクションを手掛けた時から、ジュエリーで鎧を表現するクリエーションを想い描いてきました。勇気を持って前進できるよう、女性のアイデンティティや魂を守るプロテクションの意味を込めたのです。洗練された新作の「Radiance」のネックレスは、内側から大胆なエネルギーを放出するかのように、ピラミッドやトライアングルのシェイプ、ダイヤモンドパヴェをあしらった「V」シグネチャーの幾何学模様が、鏡面仕上げのイエローゴールドのフォルムを装飾──その力強くグラフィカルなデザインは、温かみのあるセンシュアルな17.48カラットのスペサルティン・ガーネットによってさらに強調されています。このネックレスを引き立てる5連のカフスタイル ブレスレットもあり、極めてモダンで大胆なイヤーカフが、プロテクションというテーマをさらなる高みへと押し上げます。

©Laziz Hamani
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パリのアトリエで特別に製作されたルイ・ヴィトンのハイジュエリー コレクション「Spirit」のチャプター II は、その最終章となる唯一無二のインパクトに満ちたコレクションであり、さらに広がりを見せるメゾンのハイジュエリーの最新コレクションです。


【ルイ・ヴィトンについて】
1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」という精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家アーティストデザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ & ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。


レスポンシブル・ジュエリー・カウンシル(RJC)について】
ルイ・ヴィトンは2012年、レスポンシブル・ジュエリー・カウンシル(RJC)の認証を獲得し、貴金属の採掘にはじまり、職人による製品化から販売まで、宝石のライフサイクルを通じて、RJCが推奨する道徳、労働、社会、環境保全を含む認証プロセスの効果的な実施に取組んでいます。

編集部
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