高級リゾート「アマン」が京都に誕生! 洛北に佇む全26客室のプライベートリゾート

開催日:2019.11.01
2019.02.06
ラグジュアリーリゾートホテルを手掛けるアマンは、日で3つ目のアマンとなる「アマン京都」を11月1日に開業。京都洛北に26の客室からなるプライベートなリゾートが誕生する。


京都の北、左大文字山から続く鷹峯三山の麓に息づく、忘れ去られていた美しい森と庭が「アマン京都」として甦る。紙屋川に沿って変化に富んだ地形に横たわるこの土地は、かつての所有者が織物美術館を創ることを夢見て、年月をかけて庭を育んできた密やかな安息の場所。金閣寺も徒歩圏内の鷹峯地区は、江戸初期に琳派の創始者、本阿弥光悦が居を構え、芸術村として栄えたことでも知られている。光悦寺や源光庵、常照寺など、茶室や庭が美しい名刹が点在し、京都の芸術文化に浸るには理想的なロケーションだ。

建物は、アマン東京やアマネムを手掛けたケリー・ヒル アーキテクツによる、自然の庭の繊細な美しさを損なわないよう配慮されたミニマルな建築。敷地面積は約2万4000平方メートルを誇り、自然林を有する約32万平方メートルの広い敷地内には、アライバル棟、リビング棟(オールデイダイニング)、レストラン棟(日本料理)、スパ棟、24の客室がある4つの宿泊棟、2ベッドルームのヴィラをそれぞれに有する2つの棟が点在する。


26の客室はいずれも日本館に受け継がれた伝統を踏襲しながらモダンに昇華させ、自然の景観を最大限に尊重。すべての家具と照明はアマン京都オリジナルデザインの特注であり、各空間にしつらえられた工芸品は、研ぎ澄まされた日本の美学と創造性を反映している。床から天井までの壁一面の窓から臨む森の景色と、畳や床の間で構成される落ち着いた空間、そして檜風呂は、穏やかに流れゆく古都の時間の中で、ゆったりとした非日常へ誘ってくれる。

2つの料飲施設のうち、レストラン棟にあるシグネチャーレストランでは、厳選された京都の季節の食材を使った美しい日本料理を堪能出来る。暖炉が置かれ、庭をオープンテラス越しに眺めるオールデイダイニングでは、洋食からアフタヌーンティー、そして京都のおばんざいスタイルの食事やお茶の他、竹籠で提供する軽食とともに屋外でのピクニックなども楽しめる。敷地内の趣あるオープンスペースでは、プライベートダイニングやウェディングイベントなどもアレンジでき、特別な空間で思い出に残る時間を過ごせる。

近郊に湧き上がる天然温泉を備えたアマン・スパでは、古くから日本人に愛されてきた宇治茶、丹波の黒豆、地酒、コールドプレスの椿オイルやきびそ繭、金箔など、美と健康に使用されてきた自然由来の材料を用いた、優れたトリートメントが提供される。庭のオープンスペースではヨガや瞑想などのエクササイズも楽しめる。


初夏には緑が目にしみる青紅葉が、秋には赤く染まる紅葉が美しく彩り、隠れ家のような「アマン京都」のモダンな建築と、時を経てなお凛と残る庭が織り成す景観は、古きを尊び新しきを取り入れる、京都が誇る美の真髄でもある。

あるがままの自然を生かした静寂の地で、アマンならではのより奥深い古都の魅力を体験してみては。
編集部
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