柳宗悦からピカソまで、深澤直人選ぶ「民藝」展が六本木でスタート

開催日:2018.11.11-2019.02.24
2018.11.05

「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」が11月2日から2月24日、東京・六本木の東京ミッドタウンにある21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1と2で開催されている。開幕に先駆けて11月1日にプレスプレビューが行われた。

今回の展覧会は、日本民藝館館長であり21_21 DESIGN SIGHTディレクターも勤める深澤直人が日本民藝館の所蔵品から初公開の民藝を含む新旧146点の様々な民藝を選び、紹介するもの。

会場に入って最初に登場する地下ロビー右手側では、展覧会への思いや「子どもたちのように素描することを覚えるのに、私は一生かかった」というピカソなどの言葉、柳宗悦の「日本民藝館案内」などを紹介。左手側では、今回の展覧会のシンボルとして、初公開となる日本民藝館館長室にあるテーブルと台などを展示している。

ギャラリー1入り口には柳が短い句の中に、両手を打って素直に喜びを表現することや直感を大事にするという意味が込めた「打テヤ モロ手ヲ」という言葉を展示。ギャラリー1では深澤が日本民藝館館長に就任する前から集めていたという個人コレクションを紹介。反対側ではものの裏側にある人をテーマに、民藝が作られている現地を訪れ、日常を撮影した、民藝のつくり手やそれを伝える人の暮らしと仕事を捉えた映像を上映している。

また、メインとなるギャラリー2では、日本民藝館には展示されていない貴重な民藝を含め、同館の所蔵品の中から深澤が選んだ約150点を展示。18のブースや壁面に展示する際に深澤の頭に浮かんだ感動をそのまま言葉にしたキャプションや、大矢真梨子が日本民藝館で撮影した、民藝の新たな表情を映し出す写真、カナダ人映像作家マーティ・グロスによるアーカイブ映像などとともに紹介している。

そのほか、日本民藝館や柳宗理がレイアウトを手がけた機関誌「民藝」の表紙の一部、日本各地で民藝を受け継ぐ18人の制作者による、現代の民藝品なども展示している。

プレスプレビューで深澤は「僕が感じている『民藝ってヤバいんじゃないの』ということを感じて欲しい。これは何年にどういう人が作ったというような展覧会ではなく、21_21 DESIGN SIGHTに訪れるクリエイティブな人たちと『(民藝って)すごいよね』と言い合いたい」と強調した。


【イベント情報】
民藝 MINGEI -Another Kind of Art展
会期:11月2日〜2019年2月24日
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー 1&2
住所:東京都港区赤坂 9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
時間:10:00〜19:00(入場は18:30まで)
料金:一般1,100円 大学生800円 高校生500円 中学生以下無料
休館日:火曜日(12月25日は開館)、年末年始(12月26日〜1月3日)
樋口真一
  • 深澤直人
ページトップへ