伊藤忠ファッションシステムがifs未来研究所設立、とらや×タクラムの「未来の和菓子」発表

2013.06.02

企業のブランディング戦略や商品開発などのコンサルティングを手掛ける伊藤忠ファッションシステムは、”生活の延長線上にある未来を考える”がコンセプトのシンクタンク「ifs未来研究所」(以下、未来研)を立ち上げた。

未来研では、所長である川島蓉子を中心に、様々なジャンルの7人のクリエーターが参加し、企業のブランドコンサルティングのサポートや、近未来に向けたライフスタイルを発信をしていく。

メンバーは、タクラム・デザイン・エンジニアリングのディレクター/デザインエンジニア渡邉康太郎、経営コンサルタントの唐川靖弘(コーネル大学経営学院SGEセンター研究員)、プロダクトデザイナーの酒井俊彦(サカイデザインアソシエイツ代表)、建築家田根剛 (ドレル・ゴットメ・タネ・アーキテクツ)、ジャーナリストの林信行、ファッションデザイナーの廣川玉枝(SOMA DESIGN)、ビジュアルクリエーターの福井武(SOMA DESIGN)。

二つのパイロットプロジェクトも同時に発表された。和菓子屋「とらや」と渡邉のコラボレーションによる”未来のお菓子プロジェクト”で生まれたのは、日の出から月夜までの「一日の光の移ろい」を形と色彩で表現した、朝起きてから夜眠るまでの1日の決まった時間に食す五つの和菓子「ひとひ(一日)」。パッケージは、家紋を専門にデザインする紋章上絵師の波戸場継龍がデザインしている。

もう一つのプロジェクトは、ポーラ・オルビスホールディングスと酒井のコラボによる、発泡入浴剤とバスオイルがひとつの容に収められた”未来の入浴剤”「バスオイルと泡」。ひとひと共に商品化は未定。
尾方実和
  • とらや×渡邉康太郎の"未来のお菓子"、「ひとひ(一日)」 
  • ポーラ・オルビスホールディングス×酒井俊彦の"未来の入浴剤"、「バスオイルと泡」
  • ifs未来研究所からのメッセージとイメージ映像をイメージしたオブジェ。飛行機+飛行機雲は、水を入れることで完成する。ifs未来研究所が未来へ向かって飛行していく様子を表す
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