芳香もブランディングのプレミアムジーンズ、ヤコブコーエン東京ミッドタウン店が好調

2013.06.14

4月25日に日初の旗艦店としてオープンしたプレミアムデニムブランドのヤコブコーエン・東京ミッドタウン店が、予算を大きく上回る売り上げで好調だ。

同ブランドはジャケットコーディネートできるラグジュアリーテーラードジーンズとして、その「パーフェクトなフィッティング」が、世界中でファンを獲得。テーラードのDNAを受け継ぐ立体裁断によるイタリアを代表するテーラードデニムとしての地位を獲得。現在世界で約800店舗の取引先を持つ。

今回の東京ミッドタウン店はサントロペ、アントワープに続く3店舗目のフラッグシップショップとなり、約70平方メートルのコンパクトな店舗ながら、レディスを含め、パンツだはもちろんニットやシャツ、レザーのトップスなども展開。同施設の顧客層とマッチし、今回のリニューアルで同じく導入されたロンハーマンとともに、好調な売り上げで推移している。

同ブランドの顧客層は30、40代を中心とした男性で、1人で数十本を所有するマニア、リピーターの多いことでも知られる。毎シーズン400モデルを超えるパンツは、各品番でハラコパッチやリベット、ボタンのデザインも違えられる。その細部へのこだわりもそうだが、知られざる人気はその香り。

洗いの最後の色止めとして使用されるシソ科のハーブ「パチョリ」は、衣蛾からの防虫剤として18世紀からシルクロードの交易において西洋で使用されてきた精油で、ヤコブコーエンはデニムの仕上げ加工時に使用。そのため、新品の間は、パチョリの甘い独特の香りを発し、ブランド固有の香りとして、ファンに愛されている。

ジーンズの価格はプレビューラインで3万2,000円から、プレミアムラインで3万7,000円から、ベーシックラインで3万5,000円から。限定で販売されるリミテッドラインは箱入りで6万から7万円代で、今秋冬シーズンは取り外し可能なクロコのパッチのエディションが予定されている。
編集部
  • ヤコブコーエン・東京ミッドタウン店
  • ヤコブコーエン・東京ミッドタウン店
  • ヤコブコーエン・東京ミッドタウン店
  • ヤコブコーエン・東京ミッドタウン店
  • ヤコブコーエン・東京ミッドタウン店
  • 2013-14AW限定リミテッドコレクションは取り外しできるクロコのパッチがポイント
  • 2013-14AW限定リミテッドコレクションは取り外しできるクロコのパッチがポイント
  • 2013-14AW限定リミテッドコレクションは取り外しできるクロコのパッチがポイント
ページトップへ