リック・オウエンスのミラノ回顧展パーティーで池田亮司がライブパフォーマンス

2018.01.22
ミラノで1月13日に行われたリック・オウエンス(Rick Owens)のパーティーパリ在住の日アーティスト池田亮司がソロパーフォーマンスを行った。

2017年12月15日よりミラノのトリエンナーレ美術館(TRIENNALE DI MILANO)で開催されているリック・オウエンスの回顧展「SUBHUMAN INHUMAN SUPERHUMAN」(~3月25日まで開催)を記念して行われた今回のパーティーは、ミラノファッションウィークメンズの2日目深夜にミラノ市郊外でスタート。


「SUBHUMAN INHUMAN SUPERHUMAN」 / © OWENSCORP

会場エントランスでは白馬、会場内ではDJをバックにペリコン(扇子)を持った全裸の巨漢男性パフォーマーがお立ち台の上で踊るというアナーキーな演出。会場内は回顧展でも使用されている超白色レーザーをリングロープのように走らせ、白と黒だけのリック・オウエンス・ワールドに、ゲストたちが続々と集まった。会場にはジョン ローレンス サリバンJOHN LAWRENCE SULLIVAN)のデザイナー柳川荒士の姿も見られた。

会場エントランスでゲストを出迎える白馬

パーティー会場風景

90年代から活動する池田亮司は電子音楽アーティストとして、日本ではダムタイプでの活動を始め、杉本博司、伊藤豊雄など建築家とのコラボレーションでも知られている。現在はパリに拠点を移し、ヨーロッパアメリカを中心にテクノ、エレクトロ系のフェスイベントライブを発表している。

リック・オウエンスとはこれまでから交友があり「友だち」(池田)。クローズドな場ではパフォーマンスをすることはあったものの、公式の場では今回が初めてのイベントとなった。

池田亮司

12時を過ぎてからスタートしたライブパフォーマンスは、巨大スクリーンとクラブのサウンドシステムを使った、シークエンスとホワイトノイズの洪水。図らずも、前々日にフィレンツェで開催されたピッティ・ウオモで行われたアンダーカバーUNDERCOVER)とタカヒロミヤシタザソロイスト(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)のショー同様に、その未来感、デジタル表現が日本人によってイタリアでプレゼンテーションされるという2018年のスタートとなった。


Text: Tatsuya Noda
野田達哉
  • 会場エントランスでゲストを出迎える白馬
  • パーティー会場風景
  • パーティー会場風景
  • 池田亮司
  • ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)のデザイナー柳川荒士さん
  • パーティー当日のゲスト
  • パーティー当日のゲスト
  • リック・オウエンス回顧展「SUBHUMAN INHUMAN SUPERHUMAN」
  • リック・オウエンス回顧展「SUBHUMAN INHUMAN SUPERHUMAN」
  • リック・オウエンス回顧展「SUBHUMAN INHUMAN SUPERHUMAN」
  • リック・オウエンス回顧展「SUBHUMAN INHUMAN SUPERHUMAN」
  • リック・オウエンス回顧展「SUBHUMAN INHUMAN SUPERHUMAN」
  • リック・オウエンス回顧展「SUBHUMAN INHUMAN SUPERHUMAN」
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