ポスターで見る映画史第3弾、「SF・怪獣映画の世界」東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催

開催日:2018.01.04-03.25
2017.12.20
東京国立近代美術館フィルムセンターにて、シリーズで企画された展覧会ポスターでみる映画史」の第3回目となる「SF・怪獣映画の世界」が、2018年1月4日より開催される。

第1回の「西部劇の世界」、第2回の「ミュージカル映画の世界」に続き、第3回目の開催となる今回はフィルムセンター所蔵の日版ポスターを中心に、SF・怪獣映画の系譜をたどる。宇宙への、時間の超越、地球の破滅、信じられない未来など、尽きることのない人間の想像力が、映画においてもっとも自在に発揮されてきた、サイエンス・フィクション(SF)という分野。私たちの現実をはるかに凌駕する、そのストーリーや映像表現は、今も世界の観客に圧倒的なインパクトを与え続けている。

『スター・ウォーズ(スター・ウォーズ エピソード 4 新たなる希望)』
(1977 年、日本公開 1978 年、ジョージ・ルーカス監督)

フィルムセンターのコレクションを中心に、傍流からやがてメインストリームの地位を得た壮大なジャンルを取り上げる。『メトロポリス』や『キング・コング』といった古典作品から、1954年の『ゴジラ』の第一作以来、特撮技術の粋をつぎ込み、海外にも熱狂的なファンを生んだ日本の怪獣映画たち。そして、1960年代以降のスタンリー・キューブリック監督ら新世代の台頭、全世界を席巻した『スター・ウォーズ』シリーズ以降のSF映画の黄金期など、このジャンルの豊かな系譜をたどることができる。

また、会期中には3回にわたりトークイベントも開催。1月13日はSF評論家の高橋良平を招いた「SF文学からみたSF映画の風景」、2月10日は評論家の切通理作による「日本の怪獣映画 ― 本多猪四郎から現代・未来へ」、3月24日には映画美術監督の三池敏夫を講師に「特撮映画の美術 ― 井上泰幸の時代」を行う。なお、詳細は後日ウェブサイト(http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/sf-kaiju/)にて発表。

壮大なポスター・デザインに込められた、イマジネーションの飛躍を童心に返って楽しんでみては。

【イベント情報】
ポスターでみる映画史 Part 3 SF・怪獣映画の世界
会期:2018年1月4日〜3月25日
会場:東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(7階)
時間:11:00〜18:30(入室は18:00まで)
料金:一般250円、大学生130円(シニア・高校生以下及び18歳未満、障害者、MOMATパスポート所持、キャンパスメンバーズは無料)
休室日:月曜日
編集部
  • 『2001年宇宙の旅』(1968年、日本公開同年、スタンリー・キューブリック監督)
  • 『エイリアン』(1979年、日本公開同年、リドリー・スコット監督)
  • 『スター・ウォーズ(スター・ウォーズ エピソード4新たなる希望)』(1977年、日本公開1978年、ジョージ・ルーカス監督)
  • 『バーバレラ 』(1968年、日本公開同年、ロジェ・ヴァディム監督)
  • 『海底二万哩』(1954年、日本公開1955年、リチャード・フライシャー監督)
  • 『原子怪獣現わる』(1953年、日本公開1954年、ユージン・ローリー[ウージェーヌ・ルーリエ]監督)
  • 『不思議惑星キン・ザ・ザ』(1986年、日本公開1991年、ゲオルギー・ダネリヤ監督)
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