【ルック】Nigoによる2023年春夏のKENZOウィメンズ&メンズショーを開催

2022.06.30

2023年春夏のKENZOウィメンズメンズショーでは、アーティスティックディレクターのNigoが前シーズンのデビューコレクションで確立した世界を拡大し洗練させます。シーズン毎に着実にアイディアを展開してきた髙田賢三の姿勢にインスパイアされ、Nigoはメゾンでの実績の背後にあるReal-To-Wearの哲学の規範を磨き、精神と若者主導の感性に基づいた継続性を生み出します。


アーカイブのシルエットとモチーフに支えられたこのコレクションは、創立者と後継者が共有するユニークな日的視点からのパリ、その見解で髙田賢三の図像を解体し、再構築しています。Nigoにとってはクリエイティブなプロセスはティーンエイジャーの彼自身のKENZOの発見であり、それを取り巻くファッションの風景の思い出を呼び起こさせます。1980年代の日本のDCブランドブーム、パリファッションウィークの国際的に著名な日本人デザイナーの作品が、地元に流入していたカラフルで漫画的な動物のモチーフが特徴的なカジュアルでポップなキャラクターラベルと共存していました。両者のコントラストが日本に多面的なスタイルの環境を生みだしました。グラフィック主導のニッチなシーンにパリのファッションカルチャーへの憧れが吹き込まれ、その精神がKENZOの2023年春夏コレクションを活気づけています。



シルエット
高田賢三のアーカイブからのグラフィックとパターンの新しい解釈は、仕立て、作業服、ドレス、スカートから構成されるワードローブを特徴づけます。プレッピーな雰囲気のスーツのシルエットは、NigoによってKENZOの世界にもたらされたサブカルチャー的な英国の仕立ての価値に基づいて構築され続けています。一方、作業服は、1930年代と40年代のアメリカ鉄道労働者と軍隊の修理工のユニフォームからヒントを得ています。ドレスの形は、1970年代と1980年代のアーカイブファイルの表現に基づいています。パフとフリルで飾られた柔らかく長いボリュームで、時にスポーティなタイトさと中断される裾。Nigoのワークウエアコード(バーシティジャケット、ボンバージャケット、ブーツ)との対話により、それらは若々しいシルエットを創り出し、エンパワメントに根付いた現代的なウィメンズウエアを提案します。



テーマ
DC ブランドブームは、複雑なインターシャニット、バーシティジャケット、グラフィックキャラクターのアップリケが付いたジレで昇華されます。セーラー襟、帽子、バトンの縞模様などの航海の影響は、1980年代のパリのクチュール、その海上ユニフォームのエレベーションを日本の視点で解釈するものです。モチーフは、波状のチェック柄や「ドリッピング」ジャカード、そして海軍の旗布に反映されており、ジャケット、トップス、スカーフに使用されているカレッジペナントにも反映されています。旗のパッチワークは、髙田賢三がロゴとラベルを再開発することへ愛情を持っていた事と密接に関連する、髙田賢三リファレンスです。これは、KENZOアーカイブからのラベルの複製で衣服を飾るNigoが共有する親和性です。ピクセル化された柄は1980年代のレトロなデジタル感に敬意を表しており、ボケの花はヒョウと漫画で変形され、アロハ花柄はカットされた着物から作られた初期のハワイアンシャツを暗示しています。


フローラル、ストライプ、チェックほぼ正確なレプリカとして再描画されたアーカイブプリントであるピクセル ローズ カモは、ナイロン、ニットウエア、デニムのピースに施され、ピクセル化されたアニメーションアクセサリーやロゴで表現されます。カモフラージュのテイクとして、このモチーフはNigoのファッション言語の最も決定的な特徴の1つをKENZOの花の歴史とつなぎ合わせています。KENZOマイクロピクセルは、マイクロ刺繍として、ストライプのフィルクーペコットンシャツ、ジャージ、ヘビーバトンストライプのコットンドリルを飾ります。 宇ウェービーチェック(WavyCheck)は、仕立てやアウターウエアに使用されている1992年秋冬コレクションから再設計されたジャカードです。ウェービーストライプ(Wavy Stripe)は1988年秋冬コレクションのモチーフを波状のパターンとして歪め、シャツにマッチングしたネクタイ、ニットウエア、ジャカードスーツと展開します。ミッシュマッシュは1992年秋冬コレクションのジャケットの「ドリッピグ」ジャカードと1993年春夏コレクションのパッチワークチョッキを融合させ、コットンウールのジャカード仕立てで登場します。パッチワークは、1993年春夏コレクションのモチーフを参考にした、ポプリンとオックスフォードの生地のストライプとチェックのジャカードパッチワークです。



グラフィック、フラッグ、ラベル
HANAレオパードは、花と動物のハイブリッドパターンで、衣服やアクセサリーに使用されています。 スポーツに着想を得た1980年代のフラッグピースのアーカイブがKENZOペナントになり、フラールやパッチワークプリントのジャージピースを飾ります。KENZOラベルは全面にフラッグプリントに作り直されています。アーカイブから派生したチェックは、コレクション全体に表示されます。ボケボーイは、ジャージ、ニットウエア、アクセサリーのプリントや刺繡として採用された漫画風のマスコットの解釈で、前シーズンのボケの花のモチーフを再訪します。

Ken Zō - 後者は日本語の「象」はボンバージャケットのタオル刺繡、ジャージのチェーン刺繡、アクセサリーのモチーフに描かれた髙田賢三のお気に入りの動物を称えています。 Kenzooは、スエードのアウターウエアのアップリケパッチワークと刺繡、およびジャージのプリントとして作成され、アニマル総柄のパターンを示します。


素材
コレクションの重要な構成要素としてNigoは、2023年春夏のKENZOデニムの提案を拡大し、洗練させています。デニムの製造と構造の集中的な開発において、高度に洗練された日本のデニムで作られたワークウエアは、さまざまなウォッシュで黒、白、インディゴで実現します。ディープインディゴからライトブルーのストーンウォッシュ。コットンは、衣服全体にドリル、リネンリップストップ、ウォッシュ、刺繡のアングレーズとして表現されます。ウールはジャカードに、モルトンはスーツや作業着に、ナイロン、サテン、レースは全体に現れます。


シューズ
このコレクションは、KENZOスマイルのディテールが特徴の新しいバスケットボールシューズと新しいランニングシューズを提案しています。シティースマイルラインには、メアリージェーンとハイトップおよびロートップのローファーが追加されています。ボートシューズは、エスパドリーユとデッキシューズの特性を融合させています。日本の草履がラバースライドとして紹介されています。


バッグ
若々しいカレッジドレッシングのコミュニティコードを想起させる女性用バッグには、ミニ、スモール、ミディアムサイズのさまざまなカラーウェイの反射性の男子生徒用クリップ留め具が付いたRue Vivienneレザーサッチェル(学生カバン)が含まれています。女性用ショルダーバッグは特徴的なボケフラワーロック、ジャングルバッグラインはレザーデザインで拡張されています。新しいラゲージピースはハンドヘルドスーツケースと管状のバックパックで展開します。



ハット
KENZOとミュールバウアー(Nigoが15年間頻繁に訪れた伝統的なウィーンのミリナー)との対話で作成されたストロートリルビーハット、ストローバイザー、ボウラーハット、タイキャップがコレクション全体に登場します。 KENZOが作成したセーラーハットの解釈と並んで登場します。


Production by Back of the House

Show mix directed by Nigo, with a selection of tunes capturing the era when Nigo discovered Kenzo

Finale song produced by Axl
Content production by Kitten
Styling by Marq Rise
Casting by Samuel Ellis Scheinman for DM CASTING
Make up by Lucy Bridge and the Make Up For Ever team
Hair by Anthony Turner using Bumble & Bumble
Nails by Ama Quashie using Dr Barbara Sturm

編集部
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