新宿伊勢丹、盆栽×インテリアの「BONSAIイベント」を開催。“新たな日本的室礼”を提案

2016.01.01

伊勢丹新宿店では、16年1月3日から5日まで、盆栽とモダンインテリアコラボレーションさせ、日本文化を“新しい価値”として紹介するイベントを同店本館1階ザ・ステージで開催する。

「BONSAIを愛でる~進化する日本的室礼(しつらい)~」と題された同イベントでは、江戸時代から続く盆栽園の加藤蔓青園と、モダンなインテリア家具を多く手掛けるタイム アンド スタイル(TIME & STYLE)、伊勢丹新宿店の3社がコラボレーションし、日本古来から受け継がれている日本の美意識とインテリア空間の融合によって生み出される“新たな日本的室礼”が紹介される。

加藤蔓青園は、創業160余年、5代にわたる盆栽の老舗で、埼玉県さいたま市旧大宮地区、その名も盆栽町にある盆栽の名家。今回は盆栽をインテリアアイテム「BONSAI」として再解釈し、現代のライフスタイルに調和した空間コーディネートをタイム アンド スタイルのインテリアとともに演出する。

会場では現代アートが“掛け軸”と見立てられる。加藤蔓青園の盆栽「五葉松」(税込324万円)の横には、榎本裕一が手掛けた作品「草」(税込58万3,200円)が“掛け軸”として配されるほか、モダンな空間にもマッチする盆栽「真柏」(税込183万6,000円)なども展開する。

会期中は、来店客にBONSAIや日本的室礼をより深く理解してもらうため、加藤蔓青園の五代目・加藤崇寿による説明なども予定しているという。また、尺八の力強くも美しい音色とギターによるセッションライブ(1月4日、5日)も実施される。

三越伊勢丹の担当バイヤーは「(今回のイベントでは)単に日本の良さを紹介するだけでなく、その時代の新たな解釈を加えることで、日本が世界に誇る伝統や文化を再認識し、“新たな価値”として発信することに意義があると思う。温故知新の精神を大切にしながら、未来のBONSAIのカタチや美を現代のライフスタイルに調和する形で新提案していきたい」と語っている。
編集部
  • (左)加藤蔓青園の盆栽「五葉松」、(右)榎本裕一「草花01」(写真はイメージ)
  • 加藤蔓青園の盆栽「真柏」(写真はイメージ)
ページトップへ