アート界の闇を暴く! 映画「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」が11月26日より全国ロードショー

開催日:2021.11.26
2021.11.09
美術界に潜む闇と巨額の取引の実態を生々しく暴いていくミステリー小説のような映画「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」が11月26日よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国ロードショーされる。

(c) Zadig Productions - FTV

2017年にアート界に激震が走った。レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の絵画とされる「サルバトール・ムンディ」(通称「男性版モナ・リザ」)が、一枚の絵がオークションで、史上最高額となる510億円で落札されたのだ。購入者は誰なのか。これによってダ・ヴィンチ作品の真贋についての議論が激しさを増した。全世界の関心を集め、今なお謎が深まるばかりのこの名画に関わる秘密を鋭く紐解いていく。さらに知られざるアート界のからくりから、闇の金銭取引までをも生々しく暴くノンフィクションムービーとなっている。

©Christies


■「サルバトール・ムンディ 」とは

タイトルはラテン語で「世界の救世主」を意味し、500年前に描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の作品とされ、イエス・キリストを描いた肖像画とされる。その肖像画の目は私たちを見つめており、片手の指は交差され、もう片方の手は透明の水晶玉を持っている。描かれたのは1500年頃とされているが、所在は⻑らく行方不明となっていた。

美術史上最高額の約510億円で落札された同作は、落札当時から落札者をめぐって様々な憶測を呼んでおり、いつ一般公開されるか注目が集まっているが、現在の所有者や所在地はいまだ謎に包まれている。

 ©2021 Zadig Productions ©Zadig Productions ‒ FTV


■「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」のあらすじ

すべてはニューヨークの美術商の「第六感」から始まった。ダ・ヴィンチには「消えた絵」があり、それには救世主が描かれているという説がある。名も無き競売会社のカタログに掲載された絵を見て、もしかしたらと閃いた美術商が13 万円で落札したのだ。彼らはロンドンのナショナル・ギャラリーに接触、専門家の鑑定を得たギャラリーは、ダ・ヴィンチの作品として展示する。お墨付きをもらったこの絵に、さまざまな人々が群がった! その意外な身元を明かすコレクター、手数料を騙し取る仲介者、利用されたハリウッドスター、巧妙なプレゼンでオークションを操作するマーケティングマン、国際政治での暗躍が噂されるある国の王子などが登場。一方で、「ダ・ヴィンチの弟子による作品だ」と断言する者まで現れる。そして遂に、510 億円の出所が明かされるが、それはルーブル美術館を巻き込んだ、新たな謎の始まりだった。

https://youtu.be/yluZxec7R4M

【映画情報】
「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」
11月26日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:アントワーヌ・ヴィトキーヌ 原題:The Savior For Sale/100 分/フランス映画/カラー/ヴィスタ/5.1ch デジタル/ 字幕翻訳:松岡葉子
(c)2021 Zadig Productions (c) Zadig Productions ‒ FTV
公式サイト:gaga.ne.jp/last-davinci/
編集部
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