レオナルド・ダ・ヴィンチ（Leonardo da Vinci）は1452年4月15日生まれ。フィレンツェ共和国ヴィンチ村出身。1519年5月2日逝去。

1466年頃に芸術家ヴェロッキオに弟子入りし、この工房で頭角を現した。この頃の作品にヴェロッキオとの合作「キリストの洗礼」やブロンズ彫刻「ダヴィデ」などがある。以降、活動拠点をフィレンツェ、ミラノ、ローマを転々とした。

1482年からはミラノ公ルドヴィーコ・マリーア・スフォルツァに仕え、「岩窟の聖母」や「最後の晩餐」「モナリザ」などを描いた。ミラノ公から様々な企画を命じられるようになり、ミラノ大聖堂円屋根の設計、騎馬像、地図も手掛けた。現在は、これらの様々な分野で残した業績を称え「万能人」と呼ばれている。

晩年はフランス王フランソワ1世に仕え、下賜されたフランスの邸宅で過ごした。1519年5月に、67歳で死去。

完璧主義者であった彼自身が考案した「スフマート（ぼかし技法）」という技法は、以降の画家に多大な影響を与えた。また、描くスピードが遅く、完成が見えてしまうと途中で制作を止めてしまうため、未完成の作品が多いことで有名。

彼の功績は今なお美術界はもとより、多くの分野に影響を残しており、漫画、映画の題材にもたびたび取り上げられている。ファッション界では「ジャンポール・ゴルチエ（Jean Paul GAULTIER）」がモナリザをチュールトップスのプリントに採用。ヤストシエズミは13SSシーズンでダ・ヴィンチのウィトルウィウス的人体図をテーマにコレクションを製作している。