私のシンデレラシューズを求めて。ブティックオーサキの“セミカスタム”パンプスで叶える理想の一足【INTERVIEW】

2019.04.20




社長でデザイナーの大崎彰さん

「父を継ぎ、私がデザイナーを務めるようになって20年。毎季、女性の脚を美しく魅せるバランスを重視した作りをおこなっています。その中にシーズンのムードであったり、季節を感じさせるモチーフを取り入れて、大人の女性でも取り入れやすい遊び心のあるパンプスを提案。私は、“婦人靴とは女性を美しく魅せるための物”という考えでして、すなわち靴から露出する部分の見え方が大事だと思っていて。靴の印象を大きく左右するアッパーは、足を覆い隠す部分なわけですが、ここが浅すぎず、深すぎずという独自の最大公約数がオーサキのベストバランスを司る要となります。常に研究・改良を重ねていますが、現在の足入れ部分の開き具合は、足が薄い人にも安定感があり、甲高の人も窮屈でないというシルエットにたどり着けました。ヒールの高さもパンプスに置いて重要なポイントですが、履き心地と綺麗を叶えるバランスを追求した結果、8cmがベストということになり、必然的に8cmヒールの靴が多くなりました。もちろん、用途に合わせて選んでいただけるようフラットからハイヒールもそろえています。他のブランドにはない足入れの良さを実感していただけるはずです」




幅広い年齢層から好まれ、シンプルで飽きのこない上品なデザインと履いた時のシルエットの綺麗さは、靴選びのプロフェッショナルからも定評があるブティックオーサキ。実験を重ね生まれたベストフォルムに、さらに一人一人の要望に沿ったセミカスタムオーダーを承るという試みはどんなことがきっかけだったのだろうか? 

「オーダー依頼を始めたきっかけは、顧客さまからのブライダルシューズ依頼でした。ウェディングドレスの残布を用いて、共布のシューズを仕立てて欲しいと言われましたね。オーサキは、女性を美しく見せることがポリシー。その中で、靴にまつわる女性の欲望を叶えていくことも使命だと思っています。自分たちの靴をお客さまに一番気に入って喜んでもらえることにはベストを尽くしたい。靴のカラーも、履き心地についての悩みも、可能な限り解決していきたいのです。だから、セミカスタマイズというサービスを開始しました」


セミカスタムはもちろん幅出しも対応。そのオーダーにあったベストフォルムを型どってもらえる。


女性のワードローブに欠かせないパンプスというアイテムスニーカートレンドを牽引しても、やっぱりパンプスは外せない女性のアイコンシューズなのです。何気ない日常も、心踊る特別な日も、私たちの人生に彩りを与えるパンプスを手掛けるシューメゾン、ブティックオーサキ。

伊勢丹新宿店を始めとする取り扱い店には春夏の新作シューズが続々と入荷中。セミカスタマイズの依頼については、まず店頭スタッフに声がけしてみてくださいね。


【ブティックオーサキ】
URL:http://www.boutique-osaki.co.jp


編集部
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