約100点が集結するムンクの大回顧展。オスロ市立ムンク美術館所蔵テンペラ・油彩画の《叫び》が初来日!

開催日:2018.10.27-2019.01.20
2018.07.03
上野東京都美術館では、世界で最もよく知られる名画の一つ「叫び」を描いた巨匠、エドヴァルド・ムンクの大回顧展「ムンク展―共鳴する魂の叫び」を、10月27日から2019年1月20日まで開催する。


展では、画家の故郷ノルウェーのオスロ市立ムンク美術館が誇る珠玉のコレクションを中心に、約60点の油彩画に版画などを加えた約100点を展示。人間の感情を生々しく描き出した代表作、迫力の風景画や等身大の肖像画、美しい版画に至るまで、多彩なムンク作品が東京に集結する。

なかでも注目は、世界中の誰もが知るムンクの代表作「叫び」。版画以外に4点の作品が現存する「叫び」のうち、オスロ市立ムンク美術館が所蔵するテンペラ・油彩画の《叫び》(1910年?)が、今回待望の初来日となる。


構成は全9章の予定。巨匠・ムンクの愛と葛藤の人生を辿りながら、青年期に描いた家族や友人の肖像画、「接吻」や「吸血鬼」など画家が繰り返し取り組んだモティーフ、鮮やかな色彩が輝く晩年の風景画など、60年に及ぶ画業を紹介する。愛、絶望、嫉妬、孤独など人間の内面を強烈なまでに描き出した生涯を辿りながら、画家の全容に迫る大回顧展となる。

【展覧会情報】
ムンク展―共鳴する魂の叫び
会期:10月27日~2019年1月20日
会場:東京都美術館 企画展示室
住所:東京都台東区上野公園8-36
時間:9:30~17:30(金曜日・11月1日・11月3日は20:00まで)※入室は閉室の30分前まで
料金:一般1,600円(1,400円) 大学生・専門学校生1,300円(1,100円) 高校生800円(600円) 65歳以上1,000円(800円) 中学生以下無料 ※12月は高校生無料 ※いずれも税込み、( )内は、前売り券及び20名以上の団体料金、身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料、各種観覧券等の詳細は特設WEBサイト(https://munch2018.jp)にて
休室日:月曜日(11月26日、12月10日、24日、1月14日は開室)、12月25日、1月15日、年末年始休館(12月31日、1月1日)
編集部
  • エドヴァルド・ムンク《自画像》1882年 油彩、紙(厚紙に貼付) 26×19cm
  • エドヴァルド・ムンク《地獄の自画像》1903年 油彩、カンヴァス 82×66cm
  • エドヴァルド・ムンク《病める子Ⅰ》1896年 リトグラフ 43.2×57.1cm
  • エドヴァルド・ムンク《夏の夜、人魚》1893年 油彩、カンヴァス 93×117cm
  • エドヴァルド・ムンク《叫び》1910年? テンペラ・油彩、厚紙 83.5×66cm
  • エドヴァルド・ムンク《絶望》1893-94年 油彩、カンヴァス 92×72.5cm
  • エドヴァルド・ムンク《月明かり、浜辺の接吻》1914年 油彩、カンヴァス 77×100cm
  • エドヴァルド・ムンク《生命のダンス》1925年 油彩、カンヴァス 143×208cm
  • エドヴァルド・ムンク《疾駆する馬》1910-12年 油彩、カンヴァス 148×120cm
  • エドヴァルド・ムンク《太陽》1910-13年 油彩、カンヴァス 162×205cm
  • エドヴァルド・ムンク《二人、孤独な人たち》1933-35年 油彩、カンヴァス 90.5×130cm
  • エドヴァルド・ムンク《自画像、時計とベッドの間》1940-43年 油彩、カンヴァス 149.5×120.5cm
  • エドヴァルド・ムンク《フリードリヒ・ニーチェ》1906年 油彩・テンペラ、カンヴァス 201×130cm
  • エドヴァルド・ムンク《赤い蔦》1898-1900年 油彩、カンヴァス 119.5×121cm
  • エドヴァルド・ムンク《星月夜》1922-24年 油彩、カンヴァス 120.5×100cm
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