アンディ・ウォーホルから奈良美智まで、総勢51作家の現代アートに触れる展覧会が平塚市美術館で開催!

開催日:2018.04.21-06.17
2018.04.06
平塚市美術館では、実業家・田口弘が収集した国内有数の現代美術コレクションの中から約70点を紹介する企画展「21世紀の美術 タグチ・アートコレクション展 アンディ・ウォーホルから奈良美智まで」を、4月21日から6月17日まで開催する。

クリスチャン・ローザ《OHNE TITLE》2014年© Jonas Burgert Image courtesy of the Artist and Blain|Southern Photo: Lepkowski Studios, 2017
タグチ・アートコレクションは、実業家の田口弘が収集した国内有数の現代美術コレクション。400点を超えるコレクションはさまざまな出身地のグローバルに活躍する作家たちの作品からなり、いまの美術の動向を一望することが出来る。展では、コレクションの中から2000年代に制作された作品を中心に、現代の美術作品を約70点を紹介する。

マシュー・バーニー《Ms. グッドヤー》1995年
© Matthew Barney

現代の美術の特徴の一つに、作品の中に「美術とは何か」という自己言及性を抱えていることが挙げられる。アンディ・ウォーホルのように広告やアニメーションのイメージを取り込んだり、あるいは、過去の巨匠の作品を引用したりしながら、「私の考える美術」を提示している。また、ものをつくるという行為は、作家の体そのものから発する内的なものだという考え方もあり、民族やジェンダーを主題にした作品や、映像作品にみられる物語性を取り入れた作品は、「私はなぜ私であるのか」を見る人に問いかける。

出品作家は、青山悟、淺井裕介、マシュー・バーニー、ヨナス・ブルゲルト、ホセ・ダヴィラ、セバスチャン・ディアズ・モラレス、ナタリー・ユールベリ&ハンス・ベリ、トレーシー・エミン、マーク・フラッド、モリーン・ギャレース、五木田智夫、ジョアン・グスマン&ペドロ・パイヴァ、キース・ヘリング、セクンディノ・ヘルナンデス、カンディダ・ヘファー、今津景、ハイヴィ・カーラマン、金氏徹平、加藤泉、川俣正、小泉明郎、丸山直文、ライアン・マッギンレー、ミヤギフトシ、ジョナサン・モンク、リチャード・モス、ヴィック・ムニーズ、村上隆、オスカー・ムリーリョ、奈良美智、西村有、大竹伸朗、オスカール大岩、ヨーコ・オノ、ジュリアン・オピー、ジョルジュ・オズボルト、ロブ・プリット、ゲド・クイン、マリナ・レインガンツ、クリスチャン・ローザ、ウィレム・サスナル、さわひらき、澤田知子、杉本博司、杉戸洋、鈴木ヒラク、照屋勇賢、トゥークラル&タグラ、マリオ・ガルシア・トレス、アンディ・ウォーホル、リネット・ヤドム・ボアキエ、総勢51作家。

どのような作品であれ、作家のアイデアは独創的で、ユーモアと機知に富む。本展で様々な作品に触れ、おかしくて笑ってしまったり、はっと気付かされたり、深く考えさせられたりしながら、アート体験を楽しんでみては。

なお、5月12日と6月3日の14時から14時半には「担当学芸員によるギャラリートーク」も開催。申し込みは不要。

【展覧会情報】
21世紀の美術 タグチ・アートコレクション展 アンディ・ウォーホルから奈良美智まで
会期:4月21日~6月17日
会場:平塚市美術館
住所:神奈川県平塚市西八幡 1-3-3
時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(4月30日は開館)
料金:一般800円 高校生・大学生500円 中学生以下無料(毎週土曜日は高校生無料)
編集部
  • ヨーコ・オノ《Play it by Trust》1966/2015年
  • ジョナサン・モンク《アフタースプラッシュ》2006年
  • マシュー・バーニー《Ms. グッドヤー》1995年
  • リネット・ヤドム=ボアキエ《Brow-Beater》2015年
  • トゥークラル&タグラ《ドミヌス・アエリス(空中楼閣)4》 2008年
  • ヨナス・ブルゲ《INWIND》2016年
  • クリスチャン・ローザ《OHNE TITLE》2014年
  • 金氏徹平《White Discharge(建物のように つみあげたもの#11)》2010年
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