共存する文明と自然、詩的に捉える写真家マイケル・ケンナ【ShelfオススメBOOK】

2017.09.09
各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。



■『Abruzzo』マイケル・ケンナ(Michael Kenna)

世界的に高い人気で、日本にも多くのファンを持つ風景写真家マイケル・ケンナは、夕暮れや夜明けの繊細な光を好み、伝統的でストレートな技法から神秘的で瞑想的な美しい作品を生み出すことで知られる。

本シリーズの撮影舞台となったイタリア南部のアブルッツォ州は、ヨーロッパ屈指の豊かな植物相で覆われ、その面積の三分の一以上を公園や自然保護区が占めるという。この地域には遠い昔から続く人間と自然との関わりを感じ取れる魅力的な暮らし方が残っていることに強く感応したマイケル・ケンナは、静謐で詩的な場所を訪ね歩き、樹木、山の風景、中世の遺跡、古代の村、伝統的農法を残す田舎などを撮影した。

昔ながら風景に「過去の記憶にともなうメランコリックな空気が立ち現れる」写真集。

【書籍情報】
『Abruzzo』
写真:Michael Kenna
出版社:出版協同社
写真:Michael Kenna
言語:英語
発刊:2017年
ハードカバー/80ページ/340×320mm
価格:9,074円
■Shelfオフィシャルサイト『Abruzzo』購入ページ
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