メゾン ヴァレンティノがニューヨークにグローバルリテールコンセプトを反映した新しいフラッグシップストアをオープン

2023.11.18
メゾン ヴァレンティノ(Maison Valentino)は、2023年11月8日、ニューヨーク、マディソンアベニュー654番地に新たなフラッグシップストアをオープンします。このストアには、さまざまなセールスエクスペリエンスとインテリアへのアプローチの再解釈をベースに、2022年から採用されているユニークな空間にフォーカスしたグローバルリテールコンセプトが反映されています。マディソンアベニューと60丁目に面し、地階と中2階を含む3フロアから成る、売り場面積約1,142平方メートルの新しいストア。素材や建築的なシルエットなど、ストアインテリアのエッセンスを垣間見ることができるアイコニックな柱や高い窓が取り入れられています。

Courtesy of Valentino
各フロアは、メゾンを象徴するアイコニックなカラー、レッドにフォーカスした配色や厳選された素材をベースにした個性的なビジュアルを中心に構成されています。合理的な建築アプローチと、素材やカラーによって温かく包み込まれるような空間に仕上げられています。

Courtesy of Valentino
エントランスでお客さまを迎える大きなダブルドア。そのドアに取り付けられた彫刻のような大理石のハンドルは、陶芸家マッシミリアーノ・ピポロによる作品をモデルにしたもので、その有機的なシェイプはストアごとに異なります。ストア内でも同じく、マッシミリアーノ・ピポロによる有機的なシェイプのセラミック製ハンドルが使用されています。

中に入ると、7メートルの天井やヴァレンティノ ガラヴァーニの小物用の照明付きディスプレイ棚と交互に配されたむき出しのアイコニックなスチール製の柱、その外周に施されたコンクリートの仕上げなど、堂々たる要素が視界に飛び込んできます。中央に配された印象的なグリーンオニキス製のディスプレイユニットといったカスタムメイドのエレメントや、マーブルカーペットやコンクリートフロアなどの素材や質感の違いによって、空間が機能ごとに仕切られています。

Courtesy of Valentino
ストアを奥へ進むと、アイコニックなロッソ ヴァレンティノにいくつかの再解釈がなされています。シューズエリアのフロアとシーティングには赤い大理石が用いられ、明るいオニキスやコンクリート製の棚とコントラストを描きます。プレタポルテエリアは、コンクリート製の棚によってメインエリアと区切られています。ストア内ではレッドベルベット製のクラッディングウォールやカスタムメイドのシーティングエリアによって、空間に浸ることができるボックスのようなエフェクトが強調されています。

ストア奥に配された、上の階へと続く合理主義的な堂々とした階段には、レッドトラバーチンやホワイトボテチーノ、ブラックネロマルキーナが不均一に組み合わされています。隣接するプレタポルテエリアとの仕切りともなっているこの階段のレッドストーンが、素材とパレットの間に対話を生み出し、インテリアが紡ぐエクレクティックな物語の一端となっています。

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2階のウィメンズ プレタポルテコレクションエリアは、ホワイトボテチーノとブラックネロマルキーナを用いた格子柄のフロアと、レッドカラーにラッカー塗装された巨大なワードローブ、同色のシーティングエリアがコントラストを描く空間です。

お客さまはまた、メゾンのアトリエに見られるアイボリーを基調とした2つのVIPエリアにて、イタリアのホスピタリティにインスパイアされたヴァレンティノのユニークなクライアントジャーニーをお楽しみいただけます。プライベートで特別な雰囲気に仕上げられた2つのVIPエリアには、それぞれゆったりとした部屋と、隔てられたフィッティングルームを含むドレッシングエリアが用意されています。カスタムメイドのシーティングと家具アメリカの照明専門店Roll & Hillのコンテンポラリーなシャンデリアやチャールズ・ザナのチェア、マッシミリアーノ・ピポロによるセラミック製オブジェとコントラストになり、より洗練された雰囲気を演出しています。

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ボテチーノとレッドトラバーチン、マルキーナ製の洗練された階段を下りメンズウェアがディスプレイされた地下のフロアへ足を踏み入れると、むき出しのコンクリートやブラックの寄木細工、明るく照らされたディスプレイ棚など、独特のカラーと素材が特徴的な、異なる色合いの空間が展開されています。隣のエリアはミラー仕上げの柱やカスタムメイドのガラスディスプレイ、グリーンオニキスのディスプレイ棚と調和したライラックのフロアが温かみのある雰囲気を生み出しています。1970年代のアイコニックなデセデ社のスネークソファが空間にくつろいだ雰囲気を与え、またマリオ・ベリーニによる1970年代のカマレオンダソファ、同じく1970年代のプーフが全体に配置されています。

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建物の中2階は、一辺がストアの1階に面するコンクリートボックスになっていて、さまざまなギャラリーや機関の多様なアート作品を期間限定展示する場として使用されます。オープンを記念する展示第一回目は、世界のアートやビジュアルカルチャーを支援するヴァレンティノの取り組みの一環として、ニューヨークミュージアム、マガッツィーノ イタリアンアートとのパートナーシップにより、マリオ・スキファーノの大型の絵画作品を展示します。

Courtesy of Valentino


ヴァレンティノ マディソンアベニュー
オープン日:2023年11月8日(水)
住所:654 Madison Avenue, New York, NY 10065




編集部
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