日本を愛したゴッホと、ゴッホに憧れた日本人。「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」が3都市を巡回

2017.07.13

全国3都市を巡回する展覧会ゴッホ展 巡りゆく日の夢」が、8月26日から北海道美術館で、10月24日から東京都美術館で、2018年1月20日から京都国立近代美術館で開催される。

今回は、同時期に描かれた一連の自画像のなかでもひときわ大きく、入念に描かれた「画家としての自画像」が12年ぶりで2度目の来日を果たす。細やかで筆触で覆われた青色の上着や、原色が連なるパレットの描写に、滞在していたパリで獲得した色彩表現が遺憾なく発揮された作品だ。

また、8月13日まで東京展で使用できる「ペアチケット」(2枚綴り/2,000円)が発売される他、7月20日から10月23日まで通常の前売券の販売に加え、11月18日に開催される小説家の原田マハによる講演会のチケットとセットになった「特別講演会セット券」(3,800円)が数量限定で販売される。

【展覧会情報】
「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」
北海道展
会期:8月26日~10月15日
会場:北海道立近代美術館
住所:北海道札幌市中央区北1条西17
時間:9:30~17:00(会期中の金曜は19:30まで、入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(9月18日、10月9日は開館)、9月19日、10月10日
入館料:一般1,500円(1,300円)、高・大生800円(600円)、中学生600円(400円)
※()内は前売と団体料金、小学生以下無料(要保護者同伴)

■東京展
会期:10月24日~18年1月8日
会場:東京都美術館
住所:東京都台東区上野公園8-36
時間:9:30~17:30(会期中の金曜、11月1日、2日、4日は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(1月8日は開館)、12月31日、18年1月1日
入館料:一般1,600円(1,300円)、大・専門生1,300円(1,100円)、高校生800円(600円)、65歳以上1,000円(800円)
※()内は前売と団体料金、中学生以下無料

■京都展
会期:18年1月20日~3月4日
会場:京都国立近代美術館
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(18年2月12日は開館)、2月13日
入館料:一般1,500円(1,300円)、大学生1,100円(900円)、高校生600円(400円)
※()内は前売と団体料金、中学生以下無料
HEW
  • 展覧会 東京展ポスター
  • フィンセント・ファン・ゴッホ 《画家としての自画像》 1887年、油彩・カンヴァス、ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵
  • フィンセント・ファン・ゴッホ 《花魁(渓斎英泉による)》 1887年、油彩・綿布、ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵
  • 佐伯祐三《オーヴェールの教会》1924年、油彩・カンヴァス、鳥取県立博物館蔵
  • フィンセント・ファン・ゴッホ《ポプラ林の中の二人》1890年、油彩・カンヴァス、シンシナティ美術館蔵(メアリー E. ジョンストン遺贈)
  • フィンセント・ファン・ゴッホ《オリーヴ園》1889年、油彩・カンヴァス、クレラー=ミュラー美術館蔵
  • フィンセント・ファン・ゴッホ《タラスコンの乗合馬車》1888年、油彩・カンヴァス、ヘンリー&ローズ・パールマン財団蔵(プリンストン大学美術館長期貸与)
  • フィンセント・ファン・ゴッホ《種まく人》1888年、油彩・カンヴァス、ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵
  • フィンセント・ファン・ゴッホ《カフェ・ル・タンブランのアゴスティーナ・セガトーリ》1887年、油彩・カンヴァス、ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵
  • 上/『芳名録I:初編』表紙 1922年3月9日~12月17日署名分、ギメ東洋美術館蔵
  • フィンセント・ファン・ゴッホ《ガッシェ博士の肖像》1890年、エッチング・紙、東京藝術大学大学美術館蔵
  • 前田寛治《ゴッホの墓》1923年、油彩・カンヴァス、個人蔵(鳥取県立博物館寄託)
  • フィンセント・ファン・ゴッホ《寝室》1888年、油彩・カンヴァス、ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵
  • 原田マハ
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