そこまでやるか...!壮大すぎるスケールのアート作品を集めた展覧会が21_21 DESIGN SIGHTで開催

2017.06.09

六本木東京ミッドタウンにある21_21 DESIGN SIGHTでは、6月23日から10月1日まで企画展「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」が開催される。

クリストとジャンヌ=クロード、淺井裕介といったダイナミックな手法で活動を行うさまざまな分野の作家たちのプロジェクトを紹介する同展。ディレクターは、建築デザインアートなど幅広い分野に精通するライターでエディターの青野尚子が務める。

展示内容は、2016年6月にイタリアのイセオ湖に3kmの布の浮き橋が出現する「フローティング・ピアーズ」を実現させたクリストとジャンヌ=クロード(Christo and Jeanne - Claude)を出発点に、彼らの50年を超える創作活動を同展のために撮り下ろしたインタビュー映像、世界初公開となる「フローティング・ピアーズ」を始め、現在進行中の「マスタバ、アラブ首長国連邦のプロジェクト」のドローイングや地図、写真なども紹介される。

建築やランドスケープなどを手掛ける建築家の石上純也は、現在中国山東省の渓谷にて建設中の幅1.35×高さ45メートルの教会のプロジェクト模型を、開幕したばかりの「北アルプス国際芸術祭2017」にも参加している画家でアーティストの淺井裕介が、東京ミッドタウン内の土を用いて再構成した作品を展示する他、ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ(LUCERNE FESTIVAL ARK NOVA)、ヌーメン/フォー・ユース(Numen/For Use)、ダニ・カラヴァン(Dani Karavan)、ジョルジュ・ルース(Georges Rousse)、西野達の8組が参加。

なお、6月23日の17時から18時30分までは来日参加作家によるトークと解説が、7月8日の11時から12時30分まで展覧会企画チームによるトークが、7月22日の11時から12時30分にはトーク「プロジェクトをアーカイブする」、そして7月14日と28日の21時30分から翌8時30分まで「西野達インスタレーション夜間特別イベント」を開催するなど、さまざまなプログラムを展開する予定だ。

【展覧情報】
「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」
会期:6月23日~10月1日
会場:21_21 DESIGN SIGHT
住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内
時間:10:00~19:00(9月30日は24:00まで、入場はいずれも閉館30分前まで)
休館日:火曜
入場料:一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
HEW
  • フローティング・ピアーズ、イタリア・イセオ湖、2014-16でのクリスト
  • 展覧会メインビジュアル
  • ニューヨークのスタジオでインタビューに応えるクリスト( 2017年2月)
  • 石上純也「Church of the Valley」
  • 淺井裕介「yamatane」(2014 年)
  • ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ「磯崎 新によるスケッチ」
  • ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ「福島での開催の様子」(2015 年)
  • ヌーメン/フォー・ユース「Tape Paris」(Palais de Tokyo / Inside, 20.10.14.-11.01.15.)
  • ダニ・カラヴァン「大都市軸」(1980 年~現在)
  • ダニ・カラヴァン「ネゲヴ記念碑」( 1963~1968年)
  • ジョルジュ・ルース「Project Tokyo 2017」
  • 西野 達「The Merlion Hotel」 Singapore Biennale 2011
  • 西野 達「Solar system billiards(2009)」(所蔵 石水美冬)
ページトップへ