「安藤忠雄展―挑戦―」が国立新美術館で開催。 絶望を超えて“挑戦”し続ける建築家の生き様に迫る

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安藤忠雄氏
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  • 展覧会概要の説明と見どころについて語る安藤忠雄氏
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稀代の建築家、安藤忠雄の半世紀に及ぶキャリアに迫る展覧会「安藤忠雄展―挑戦―」が、東京・六本木の国立新美術館にて9月27日より始まる。4月12日に行われた記者発表会には安藤忠雄本人が登壇し、展覧会概要の説明と見どころについて語った。

国立新美術館開館10周年記念企画となる同展は、館長の青木保氏と安藤忠雄氏が旧知の仲であったことが、開催のきっかけだったという。主催者挨拶で青木氏がそう語り、両氏の友情エピソードに会場が和やかな雰囲気に包まれた後、安藤忠雄氏が登場した。

「展覧会のタイトルが挑戦、ということになっていますが、近ごろ、日本の国はおとなしい人が多いんではないかな、という気がしていて。もっと勇気を持って、新しい世界を切り開いてほしい、という私なりの願いから“挑戦”にしました」と、まずはタイトルに込めた想いを語った。

建築の専門教育を受けずに独学で建築家となり、既成概念を打ち破る斬新な建築作品を世に送り出してきた安藤氏だが、自身の人生観については「私の人生は絶望の連続でした。大学も出ていないし、最近ではがんを患い、大手術を何度か経験しました。ただ、絶望だけではダメなんですね。絶望したら次は挑戦しろ、悪戦苦闘を厭わずに、目標だけは持って生きていきたいと思っています」と語る。20代で世界を旅して、いろいろな建築を見て周り、丹下健三の代表建築である香川県庁舎を見て「建築の公共性」に目覚め、“人が集まる場所を作る”建築家になることを決心したという。以来、「住吉の長屋」に始まり、数々の教会建築や香川県直島での一連のプロジェクトを手掛けるなど、安藤氏の活躍は建築に限らず、都市の在り方を問うような“未来”を見据えたものとなっている。

同展では、安藤氏の建築世界をよりリアルに体験できるよう、模型やスケッチ、ドローイングなどの200点にも及ぶ設計資料を展示する他、空間インスタレーションの展示や原寸大で再現した「光の教会」が登場する。会期中には、安藤氏によるギャラリートークも予定され、安藤氏の建築への熱い想いを直に受け取る貴重な体験もできるだろう。

【展覧会情報】
「安藤忠雄展―挑戦―」
場所:国立新美術館 企画展示室 1E+野外展示場
住所:東京都港区六本木7-22-2
会期:9月27日~12月18日
時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
料金:一般1,500円、大学生1,200円、高校生800円
休館日:火曜日(5月2日は開館)
《辻あい子》
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