原美術館でエリザベス・ペイトンが初個展、自ら厳選した約40作品から25年の画業を一望

2016.12.07

アメリカの女性作家エリザベス・ペイトン(Elizabeth Peyton)が来年1月21日から5月7日まで、東京品川原美術館にて「エリザベス ペイトン:Still life 静/生」を開催する。

エリザベス・ペイトンは、絵画や素画、版画を中心に制作する女性作家。中でも肖像画でよく知られており、親しい友人や恋人、愛から、アーティスト小説家、ミュージシャン、役者まで、様々な人物を対象にした作品を発表してきた。これらのペイトンの絵画は、透明感のある色彩や繊細な線によって、対象をただならぬ美しさを湛える存在に変貌させている。また、近年では街の風景や静物、オペラからインスピレーションを得た作品なども多く手掛けている。

美術館での初個展となる同展では、作家自身が25年のキャリアを振り返って選んだ作品約40点を展示。これまで日本では紹介される機会の少なかったペイトンの25年の画業を一望出来る貴重な機会となっている。

展覧会情報】
「エリザベス ペイトン:Still life 静/生」
会場:原美術館
住所:東京都品川区北品川4-7-25
会期:17年1月21日~5月7日
時間:11:00~17:00(祝日を除く水曜日は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
料金:一般1,100円、高大生700円、小中生500円 ※原美術館メンバーや学期中の土曜日は小中高生も無料
休館日:月曜日(3月20日は開館)、3月21日
HEW
  • 「Kurt Sleeping」1995 板に油彩 27.9×35.6 cm
  • 「Ludwig II with Josef Kainz」1992 紙にチャコール 41.9×29.8cm
  • 「Nick(First drawing)」 2002 紙に色鉛筆 22.2×15.2cm
  • 「Georgia O‘Keeffe after Stieglitz 1918」 2006 カンヴァスに油彩 76.5×58.7cm
  • 「Flaubert in Egypt(After Delacroix)」 2009-2010 板に油彩 31.1×22.9cm
  • 「Flowers, Berlin」 2010 板に油彩 25.4×20.3cm
  • 「Tim(Profile)」 2013 紙にパステル 29.8×23.5cm
  • 「Two women(after Courbet)」 2016 板に油彩 36.5×28.6cm
ページトップへ