無印良品、中国の家に飾る“窓花”で新年を迎える「暮らしを寿ぐ切り紙 窓花」展開催

2016.11.26

新年を迎えるにあたり、中国中央部の家々に飾られる“窓(まどはな)”を紹介する展覧会「暮らしを寿(ことほ)ぐ切り紙 窓花(まどはな)」が、12月2日から17年1月22日まで東京有楽町無印良品 有楽町内にあるATELIER MUJIにて開催される。

すべての人々が平安を願いながら年の瀬から新年を迎えるこの季節。中国中央部では新たな年を迎えるにあたり、自身の暮らす家の窓を“窓花”と呼ばれる窓を飾る小さな切り紙で飾りつける。同展では、そんな農村の女性たちが自らの手で作り続けている、素朴で温かみある窓花を紹介。そこに生きる人たちの生活に欠かせない動植物や、想像上の人物や生き物などをハサミと紙だけで表現した作品の数々が展示される。また、現地の人々が暮らす自然の崖地に横穴を掘った構造の家屋のファザード(建物正面部分)も展示される予定だ。

12月7日には、現地で撮影した映像を見ながら実際に窓花作りに挑戦するワークショップを開催。17年1月16日には、映像作品『ヤンガー・ミンガー・サンワー』で現地の年越しや結婚式の情景を見ながら、その手仕事やフィールドワークの裏話などを聞くイベントが行われる。さらに同日には、12年のジャン・ルーシュ国際映画祭で無形文化遺産賞を受賞した、ヤオトン造りの過程を美しい映像で描いたフランスドキュメンタリー映画『ヤオトン造りの小さな取り決め』も上映。上映後には、建築批評家の五十嵐太郎と同展の企画協力者が黄土の大地に根ざした穴居の魅力を語ってくれる。

【イベント情報】
「暮らしを寿(ことほ)ぐ切り紙 窓花(まどはな)」展
会場:ATELIER MUJI
住所:東京都千代田区丸の内3-8-3 インフォス有楽町 無印良品 有楽町2階
会期:12月2日~17年1月22日
時間:10:00~21:00
入場無料
休館日:17年1月1日
HEW
  • 「暮らしを寿(ことほ)ぐ切り紙 窓花(まどはな)」が開催
  • 現地で撮影した映像を見ながら実際に窓花作りに挑戦するワークショップ
  • 映像作品『ヤンガー・ミンガー・サンワー』で現地の年越しや結婚式の情景を見ながら、その手仕事やフィールドワークの裏話などを聞くイベント
  • 映画『ヤオトン造りの小さな取り決め』も上映後、五十嵐太郎と同展の企画協力者が黄土の大地に根ざした穴居の魅力を語るイベント
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