【4days in Paris】DAY 4:街全体がオフモードの日曜日は、存分に市場を楽しむ

2016.10.16
時代を嗅き分けながら、独自の変貌を続けるパリ。「去る者追わず、来る者選ぶ」な姿勢のこの街は、新しいトレンドを柔軟に受け入れながら、古き良きノスタルジックも決して忘れない。「4days in Paris」では、ファッション、食、芸術、文化に触れられるパリでの過ごし方を、現地在住のライターELIE INOUEがご紹介!

>>【4days in Paris】DAY 1:行く度に新しい出会いがある、最新トレンド発信地マレへ戻る。

>>【4days in Paris】DAY 2:芸術と文化の交差点サンジェルマン・デ・プレで感性を磨くへ戻る。

>>【4days in Paris】DAY 3:映画ヒロイン気分でモンマルトルの丘を散策へ戻る。

◇DAY4

AM8:00@Marche


決して仕事の奴隷にはならないフランス人。そもそもお金よりも生活の質を重視する傾向があるためか、オンオフの切り替えはしっかりとつける。日で耳にするようなブラック企業なんて有り得ない!現在政府で議論されている内容の一つに、バカンス中に仕事の電話があった際に、対応する責任の有無について。たとえその人の顧客やその人にしか出来ないことがあっても、バカンス中には無視してもOKという声が強いみたい。

それくらい休みをしっかり取るフランス人は、週末日曜日は完全オフモード。でも日曜日にしか出来ないこともある!それがマルシェ(Marche)や蚤の市へ行くこと。

パリ市内のマルシェの中で規模も活気が最大級なのがバスティーユのマルシェ・バスティーユ(Marche Bastille)。家族連れの地元の人たちで大賑わいで、まさにパリの台所といった感じ。日本では見かけない野菜や、チーズやパンなどの種類の多さに驚くはず。
ガレット、クレープ、サンドイッチといったフランス料理から、パエリアなどのスペイン料理、日本では馴染みの薄いチュニジア料理など、その場で調理してくれる屋台や総菜屋も多く、日曜日の朝ご飯調達にぴったり!

“parisday4”


AM11:00@Marche aux Puces de Clignancourt

パリ最大の城壁の跡地にあり、100年以上の歴史をもつ蚤の市がクリニャンクール蚤の市(Marche aux Puces de Clignancourt)。約2,500店舗がひしめき合い、雑貨家具古着、美術品など掘り出し物の宝庫。土日のみの開催だが土曜日は閉まっているお店も多いため、日曜日に訪れるべき。
誰かにとって不要な物が、誰かにとっての宝物に。物も所有者や価値を変えながら、次の世代へと受け継がれていく、その発想自体がフランス人らしい。一期一会の出会いを大切に、じっくりお目当てのものを探してみて。

“parisday4”


“parisday4”


AM19:00@Le Clown Bar

20世紀初頭に誕生した超老舗ビストロル・クラウン・バー(Le Clown Bar)は、2015年FOODINGというグルメガイドで最優秀ビストロに輝いた話題のお店。
すぐ隣に位置しているサーカス場の団員が足繁く通ったお店として有名で、店内はピエロ(Clown)の絵が描かれた、レトロで可愛らしい内装。2014年のリニューアルをきっかけに貴重なワインメニューを揃え、シェフには日本人の渥美創太さんが就任し、予約が取れないほどの大人気に。(事前に予約をするか、バーだけなら予約がなくても入れることもある。)
進化と挑戦を続けるパリの食文化の中で活躍する日本人のフレンチ。美味しいワインとともに、パリの夜を締めくくろう。

“parisday4”
ELIE INOUE
  • 【4days in Paris】DAY 4:街全体がオフモードの日曜日は、存分に市場を楽しむ
  • クリニャンクール蚤の市
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  • マルシェ・バスティーユ
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  • クラウン・バー
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