代官山 蔦屋書店が選ぶ夏休みに大人と子どもで楽しめる“五感に響く”絵本5選【SUMMER BOOK】

2016.08.14
待ちに待った夏休み!いつもよりも親子で過ごす時間がぐっと増える夏休みに、山や海へ遠出して過ごすのも良いけれど、お家でひんやりかき氷を食べながらまったりした一時を満喫することも素敵な夏の思い出になるはず。

そこでFASHION HEADLINEでは、夏休みに大人も子どもも楽しめる絵本を、を愛する書店の皆さまに聞きました!

目で見て楽しめるアートブックのような絵本、思わず声に出して読みたくなる絵本、頭に残るリズミカルな絵本、じっくり読める絵本など、より感性を豊かにしてくれる個性豊かなラインアップ。連載第2回目の今回は代官山 蔦屋書店がオススメする5冊をご紹介。


『すばらしいとき』(ロバート・マックロスキー 訳:渡辺茂男/発売:福音館書店)

家族とのかけがえのない夏の想い出。見渡すかぎり雄大な島での自然。終わりのない喜びと、不思議さに驚嘆する感性を人智を超えた荘厳なる視点で語られています。美しい季節のうつろいを五感で味わえる絵本。1957年作。

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『すばらしいとき』ロバート・マックロスキー(Robert McCloskey)訳:渡辺茂男




『アニマリウム ようこそ、動物の博物館へ』(ジェニー・ブルーム 絵:ケイティ・スコット/発売:汐文社)

サイエンスとアートを兼ね備えた大型ビジュアル絵本。英国発世界20ヶ国以上で翻訳された邦訳が発売されます。博物館を親子で巡るように、38億年の進化の歴史や生物多様性について160種類以上の動物の美しい細密画から学べます。装丁も秀逸。

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『アニマリウム ようこそ、動物の博物館へ』ジェニー・ブルーム(Jenny Broom)絵:ケイティ・スコット(Katie Scott)




『せかいで いちばん あたまのいい いぬ ピートがっこうへいく』(マイラ・カルマン 訳:矢野顕子・坂本美雨/発売:リトル・ドッグ・プレス)

MOMA収蔵作品でコラージュした「GIRLS STANDING ON LAWNS」や新作「Beloved Dog」等カラフルでウイットに富む作品を放つ著者の絵本。自由でやんちゃでおちゃめな愛すべきのピートの物語。矢野顕子坂本美雨母娘のユーモラスでビートのきいた共訳も魅力的。



『WHERE'S WARHOL?』(キャサリン・イングラム,アンドリュー・レイ/発売:Laurence King Publishing)

「Where's Karl?」のように『ウォーリーをさがせ!』パロディー版にもかかわらず、アンディ―・ウォーホール(Andy Warhol)の伝記だけではなく絵画史も俯瞰するユニークな構成。STUDIO54からスタート。表紙にバスキアも!巻末にある交遊録や解説も圧巻。 

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『WHERE'S WARHOL?』Catherine Ingram(キャサリン・イングラム)Andrew Rea(アンドリュー・レイ)




『チムとゆうかんなせんちょうさん』(エドワード・アーディゾーニ 訳:瀬田貞二/発売:福音館書店)

チムシリーズは、大人の温かなまなざしのもと、好奇心や冒険心を燃やしひたむきに毎日を生きる子どもの本質が描かれているため愛される少年の成長航海記。簡潔な瀬田貞二の文章と、情溢れる水彩画から潮の香りも!

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『チムとゆうかんなせんちょうさん』エドワード・アーディソニー(Edward Ardizzone)訳:瀬田貞二
代官山 蔦屋書店
  • 代官山 蔦屋書店が選ぶ夏休みに大人と子どもで楽しめる“五感に響く”絵本5選【SUMMER BOOK】
  • 『すばらしいとき』ロバート・マックロスキー 文と絵:渡辺茂男
  • 『アニマリウム』ジェニー・ブルーム 絵:ケイティ・スコット
  • 『チムとゆうかんなせんちょうさん』エドワード・アンソニー 訳:瀬田貞二
  • 『WHERE'S WARHOL?』キャサリン・イングラム,アンドリュー・レイ
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