写真家ホンマタカシ、ニューヨークを被写体にした作品を新宿伊勢丹で披露

2016.05.24

伊勢丹新宿店では、5月25日から31日まで、写真家・ホンマタカシの作品を展示、紹介するゾーンを同店館1階ザ・ステージ内にオープンする。

この展示は、同店で同会期に開催されるニューヨークウイークの一環で行われるもので、写真家ホンマタカシのピンホールシリーズからニューヨークを被写体にした作品を展示、販売する。今回紹介される作品は、同氏が街の一角にあるホテルや高層建築物などの一室をピンホールカメラ化し、「都市によって都市を撮影する」という試みのもとで撮影されたもの。撮影方法は暗い部屋で小さな穴を通して壁に映し出すという、カメラ・オブスキュラ(camera obscura)という手法が採用されている。

展示作品は、給水塔のようなアイコン的存在や、数字や文字などのデザイン性の強い要素をクローズアップし、意図的に写真の記録性や受動性から遠ざかろうとしているかのように思えるコンセプチュアルなもの。会場では上記作品をプリントしたニードルデザイン(NEEDLE DESIGN)とコラボレーションしたTシャツiPhoneケース限定発売される。

ホンマタカシは、1962年、東京都生まれ。1999年写真集『東京郊外』で第24回木村伊兵衛賞を受賞。2016年4月には出版社のMACKより、カメラオブスキュラシリーズの作品集『THE NARCISSISTIC CITY』を刊行した。
編集部
  • 写真家ホンマタカシ、ニューヨークを被写体にした作品を新宿伊勢丹で披露
  • 写真家ホンマタカシ、ニューヨークを被写体にした作品を新宿伊勢丹で披露
ページトップへ