キッズ集まれ!GWは伊勢丹の“不思議な星”にタイムスリップ。過去の自分と遊ぶ未来体験も

2016.04.22
伊勢丹新宿店では4月27日から、子どもを対象としたゴールデンウィーク特別企画「タイムスリップ・プラネット―不思議な時間が流れる星―」を、本館1階ザ・ステージと7階催物場で同時開催する。イベント監修は、同店が昨年春よりスタートした学びの場「ココイク(cocoiku)」が手掛ける。

「タイムスリップ・プラネット」は、時間について学びながら遊べるという、“不思議な星”をイメージ。子どもが創造し、ここでしか味わえない遊びを自ら発見して、学んでいくことのできる場だ。伊勢丹ではファミリー層の来店が集中するこの時期に着目し、ココイクのプロモーションも兼ねてイベントを企図した。

1階ザ・ステージには、タイムスリップ・プラネットの“発着所”が出現。プラネットとリアルタイムで交信できる巨大モニターから、プラネットの様子を窺うことができる。1階ザ・ステージの会期は5月3日までとなり、誰でも無料で参加することが可能。またココイクに関するVTRを流す他、ココイクの学びについて講師と気軽に相談も可能となっている。さらにプラネットへの通行パス発券所があり(通行パスは参加費として税込2,160円・要予約)、ここでパスを手に入れてから7階へと向かうことができる。
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1階ザ・ステージには、タイムスリップ・プラネットの“発着所”が出現


7階催物場に登場するタイムスリップ・プラネットは、1階の発券所、または7階の催事場でパスを発行してもらった人だけ入ることができ、会期は5月8日までとなる(4日以降は、7階催物場と6階ココイクパークカウンターで発券可能)。会場内ではLEDスマート照明Philips Hueと、ココイクが開発したオリジナルシステムによって、傾斜のついた丘に登って光や音を自由自在に操れる。また、会場内に設置された映像スクリーンの前に立つと、撮影した自分の動画を巻き戻したり停止したりして、過去の自分と遊ぶという未知の体験も味わえる。乳幼児も対象とし、映った自分の姿が歪んだりする映像スクリーンも設えた。また採取した素材で会場内の装飾を作るワークショップを開催する他、会場内ではハンドルネームを使い、この場でできた友達と共にお互いのパスを使って遊べるシステムを導入するなど、SNSについても学べる仕組みを取り入れた。

タイムスリップ・プラネットでは、基本的には細かい説明などは行わず、子どもが自ら遊び方を発見できるような、ココイクならではの環境づくりを整える。子どもたちのアイディアをプレイリーダーが後押しすることで、身体を使って情報に対する理解を深め、社会性を創造的に育む機会を提供する。成長のために敢えてルールや禁止事項などは設けず、危険性や自主性、責任に対しても子どもたち自身が触れることで、“対話”と“見守り”を大切にしながら成長を支援してゆく。

「ココイク」は、現場で活躍しているプロのクリエイターやスペシャリストなどを講師に招いてワークショップを展開している。イベント期間中は、ココイクの監修を手掛ける、ミュージアムエデュケーターの会田大也氏も連日会場を訪れる予定。会田氏は現在、東京大学のGCL育成プログラム特任助教として大学院生の教育にも携わっており、子育て中の両親にとっても教育について話を聞ける絶好の機会となりそうだ。
畑 麻衣子
  • タイムスリップ・プラネット
  • 1階タイムスリップ・プラネット発着所
  • 7階タイムスリップ・プラネット
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