金子國義の生涯を辿る回顧展「金子國義 終わりと始まり」がBunkamuraで開催

2016.03.15

現在、画家・金子國義の1周忌に合わせた回顧展「金子國義 終わりと始まり」が、東京渋谷にあるBunkamura 1階のメインロビーフロアにて開催されている。

1967年に「咲く乙女たち」で画壇デビューした金子は、「不思議の国のアリス」「お遊戯」「マダム・エドワルダ」など文学の影響を色濃く受けた作品を数多く発表。澁澤龍彦、三島由紀夫、高橋陸郎、唐十郎、四谷シモン、コシノジュンコらとともに芸術の最前線をリードしていた。昨年2月には、Bunkamura Galleryにて自伝の出版を記念した展示「美貌の翼」を開催したものの、その約1ヶ月後に帰らぬ人となってしまった。

金子の1周忌に合わせて開催される同展では、油彩、版画書籍などを一堂に展示・販売。また、同展開催を記念した最新画集『イルミナシオン』も発売される。なお、同書はオールカラー208ページとなっており、金子の生涯を辿ることができるものになっている。なお、開催期間は23日まで。

展覧会情報】
「金子國義 終わりと始まり」
会場:Bunkamura 1階 メインロビーフロア
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
会期:3月12日~23日
時間:10:00~19:30
入場無料
HEW
  • 金子國義
  • 「柘榴」油彩 45.5×38cm 1995
  • 「ヘアーカット」油彩 116.7×91cm 1975年
  • 「聖なる儀式」油彩 41×31.8cm 1990年
  • 「火遊び」ジグレー 45.5×37.9cm 1993年
  • 「王女に扮するアリス」 ジグレー 22.7×15.8cm 2000年
  • 「無題」インク7.9×9cm60年代
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