歴史ある教会を再利用した“カオス”なスケートパーク

2016.02.27

“教会”と聞くと厳粛な場所を想像するが、そんな場所が若者の集えるカルチュラルなスペースへと変貌した。「カオス・テンプル(KAOS TEMPLE)」と呼ばれる、スペイン北部に完成した教会だ。その教会は昔、所有者のいる建物であったが、1930年代のスペイン内戦により廃墟と化して長年放置されていた。数年前に「Church Brigade」という若者の集団がその場所を引き取り、スケートボードの楽しめる場所へと教会内を改築したという。

2014年その地に、アーティストのオクダ・サン・ミゲル(OKUDA SAN MIGUEL)が足を運んだ際、彼は廃墟となったスペースのこのような使い方に感銘を受け、壁面に自身の作品を残すことを提案したそうだ。レッドブル社や塗料会社などのサポートを受けながら、彼は教会内の壁面全てにKAOS(=CHAOS)、すなわち「混沌」を彷彿させる虹色の作品を完成させた。天井も全て塗り尽くすため、大掛かりなクレーンや重機も使用されたという。制作は2015年11月23日から7日間行われ、12月10日から一般公開がスタートした。

カオス・テンプルではスケートボードを楽しむことはもちろん、アート作品の展示会イベントを行うこともできる。今後はスケートボードのレッスンやアート関連のワークショップコンサートの開催など幅広く展開し、人と人が出会いコミュニケーションの生まれる場所を目指していくそうだ。他にもアイデアがあれば積極的に提案して欲しいそうで「是非連絡をして欲しい」とのことだ。

記事は (引用元: http://okudart.es/showcase/https://www.instagram.com/okudart/) に許可を得て、執筆を行っております。
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