スタイリストに聞く、マンネリを打破する秋冬ワードローブの救世主は“3大シューズ”

2015.09.14

ダークカラーの服を着ることが増え、マンネリ化しがちな秋冬のファッション。そんな時、コーディネートの印象を変えてくれる救世主的存在が“シューズ”だ。いつものワードローブに旬のシューズをプラスするだけで、今年らしさがぐっと増してトレンド感を演出することができる。そこで今回は、この時季に人気の「ブーティ」「パンプス」「ローファー」の3大シューズについて、スタイリスト福岡邦子さんにその選び方とスタイリングのコツを教えてもらった。

まずは、パンプス感覚で履けてエレガントな足元を演出してくれるブーティから。「ブーティはパンツにもスカートにも合わせやすく、一足持っていると“着まわし力“が上がる便利シューズ。今買うならボルドーやカーキといったシックなカラーがオススメです。トレンドのチャンキーヒールを選べば、さらに今年らしい雰囲気に。サイドラインが滑らかで優美な履き口のタイプやアッパーにスリットが入ったタイプなら脚が長くキレイに見えます」と福岡さん。ブーティは、カジュアルなコーディネートも品よく女性らしく仕上げてくれるので、今シーズンのウィッシュリストにぜひ入れておきたい。

パンプスは、プレーンな黒やベージュはすでに愛用中という人も多いはず。福岡さんによれば、「パンプスはシンプルなだけに、野暮ったいフォルムでは地味な印象を与えかねません。今シーズンはポインテッドトゥが人気。ビジューやフリンジなどの装飾があるものや、スエードやハラコなど素材にひとクセあるものを選んでみて。ストラップ付きも要注目です。人気のミモレスカートと合わせるなら、ショート丈のソックスをプラスするのが今年風。透け感のあるレーシーなソックスなら女性らしさもさらにアップ。春夏のガウチョ人気からの流れで、今シーズン注目されているワイドパンツの足元にもぴったりです」とのことだ。

クラシカルな薫りのフラットシューズやローファーは秋冬シーズンも人気継続中。エフォートレスシックの影響で、もはや定番となった感のあるこれらのシューズはどのように選べば良いのだろう。「ローヒールシューズを履く時に一番重要なのはバランス感。見た目はぺたんこでも隠しヒールで脚長に見せてくれるタイプや、アッパーにアクセントとなる装飾や柄が入ったタイプは、目線を逸らす効果があるのでオススメです。今シーズンのローファーはカラーバリエーションが豊富なので、お気に入りのカラーが見つかるはず。足首が見えるようにボトムスをスタイリングすると華奢な印象になりますよ」と福岡さん。

すでに様々なブランドから秋冬の新作シューズのラインアップが発表されているが、今回は福岡さんのアドバイスをもとに、「REGAL(リーガル)」の新作に注目。秋らしいカラーのスエードとレザーのコンビで上品に仕上げたブーティ「F74E」や、新色が仲間入りしたリーガルのアイコンとも言えるローファー「FH14」、さらに、クールなレオパード柄を採用したフラットシューズ「F86E」、パンプスには美しいレッグラインを演出する「F76E」などが登場している。いずれもトレンドを押さえた今年らしい雰囲気のシューズだ。

この秋、まずはシューズを変えて、いつものイメージを一新してみては。

Profile:福岡邦子
女性ファッション誌でスタイリストとして活躍するほか、モデルやタレント、キッズのスタイリングまで幅広く手掛ける。ベーシックさとエッジーさを兼ね備えたエイジレスなスタイリングが好評。2014年にはキッズセレクトショップ「Chocolate soup」とのコラボブランド『niconico』をリリース。
Akiko Hanazawa
  • マンネリを打破するシューズの選び方とは
  • ブーティ「F74E」(2万1,000円)
  • パンプス「F76E」(1万6,000円)
  • ローファー「FH14」(1万8,000円)
  • 同じパンプスでもボトムスを変えれば印象が変わる
  • トレンドのローファーは色&柄ともに豊富なラインアップ
  • 秋冬の定番・ブーティは女性らしいフォルムを選べば美脚効果も
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