若い「編む」に着目した伊勢丹。肉プルオーバー、母子デュオなどニットブランド盛りだくさん

2015.01.06

伊勢丹新宿店館2階TOKYO解放区では、若手デザイナーらが自らの世界観をニット製品に具現化して販売するイベント「編む。@TOKYO解放区」を開催している。当イベントでは五つの新進ブランドにフォーカスし、その作品を展示販売。1月13日まで。

蓮沼千紘が手掛ける「アン エディ(an/eddy)」からは、デコレーショントレーナー(2万5,000円、4万円)、トップス(6万5,000円)、ワンピース(9万5,000円)まで、色鮮やかで明るい雰囲気ながらも繊細なニット作品を紹介。同氏は自らのニットについて、「ブランド名は小さな渦という意味。一度に多く巻き込めなくても、私や私のニットに触れる人達を巻き込んでいきたい」とコメント。同氏は2008年に文化服装学院ニットデザイン科を卒業(学院長賞受賞)し、11年から学生時より活動していた同ブランドを本格始動させている。1月11日には同店での店頭アピアランスを予定している。

マラミュートmalamute)」は、小高真理が12年に立ち上げ、ストールや小物アイテムを中心に展開しているブランド。会場では同ブランドで人気が高いというローズ柄をペンダントに落とし込んだタペストリーペンダント(1万550円)、ローズニット(3万4,580円)、ジャカードのスカート(3万800円)を始め、同店限定色となるネイビーのトートバッグ(2万円)も販売している。同氏は「ニットは人間の共通言語の一つ。誰でも編み方や糸、編み針の太さに変化をつけることで記号や、おしゃれ・想いを編み込んでいくことができる」とニットへの想いを語る。

「モトヒロ タンジ(MOTOHIRO TANJI)」は、丹治基浩が2013年に立ち上げ、ウエアから小物までニットをトータルで提案しているブランド。会場ではトップス(2万8,000円)、スカート(3万9,000円)、ワンピース(4万3,000円)まで、ニットのうねる立体感や編地の柄が美しく表現された作品が紹介されている。

村上亮太と村上千明の母子がデュオデザイナーを務める「リョウタ ムラカミ(RYOTA MURAKAMI)」は、どこかノスタルジックを感じさせる温もり感あるポップなデザインと色合いのニットアイテムが特徴。同店限定商品として、ミトン(1万5,000円)、トートバッグ(1万5,000円)、ストール(3万円)が販売されている。

梅田大樹が2011年に立ち上げたニットファクトリーブランド「ラッピンノット(WRAPINKNOT)」は、2人のアーティストコラボレーションする。イラストレーターの「とんだ林蘭」とコラボして誕生させたのは、が描かれたプルオーバー(1万9,000円)。双子のイラストレーター「ヒップ ボーン ツイン(hip born twin)」とのコラボでは、箱の中から人物が顔を覗かせているプルオーバー(1万9,000円)など、異次元との組み合わせにより、革新的な作品を生み出している。
編集部
  • アン エディのスカート
  • アン エディのプルオーバー
  • モトヒロ タンジの和テーストのニットプルオーバー
  • ラッピンノットとヒップ ボーン ツインのコラボプルオーバー(左)、ラッピンノットと とんだ林蘭のコラボプルオーバー(右)
  • 伊勢丹新宿店のTOKYO解放区会場ディスプレイ
  • リョウタ ムラカミは、ミトン、ストール、トートバッグなど小物アイテムを紹介
  • 伊勢丹新宿店のTOKYO解放区会場ディスプレイ
  • アン エディのニット
  • マラミュートのローズ柄スカート
  • マラミュートのローズ柄ニット
  • マラミュートのトートバッグ
  • 伊勢丹新宿店のTOKYO解放区会場ディスプレイ
  • 伊勢丹新宿店のTOKYO解放区会場ディスプレイ
  • マラミュートのソックス
  • リョウタ ムラカミのニット
  • モトヒロ タンジの和テーストのニットプルオーバー
  • 伊勢丹新宿店のTOKYO解放区会場ディスプレイ
ページトップへ