テセウス・チャンがアンリアレイジと来春新雑誌『W__K W__K』発刊

2014.11.13

シンガポールを拠点に活躍するアートディレクター、テセウス・チャン(Theseus Chan)が来春、日で新雑誌の創刊を予定している。発行元はパルコ出版で創刊号はアンリアレイジANREALAGE)特集であることが、11月11日に代官山 蔦屋書店で行われたアンリアレイジデザイナー森永邦彦とのトークイベントで発表された。

新雑誌のタイトルは『W__K W__K』(愛称・ワクワク)、同氏がこれまでインディペンデントマガジンとして発行してきた『ヴェルク(WERK)』の姉妹誌としての位置づけで、不定期で発行される予定。

2人の交流は2012年行われたテセウス・チャンのギンザ・グラフィックギャラリーでの個展パルコミュージアムで開催された「ア リアル アン リアル エイジ(A REAL UN REAL AGE)」展からスタートしており、当時から「2人で雑誌を作りたいねと話していた」と森永氏。今回の創刊号でのコラボレーションのため、テセウス本人が9月にパリコレデビューしたアンリアレイジのショーを見るため渡仏しており、テセウス自身が森永の才能を高く評価。内容はまだ未定とのことだが、「創刊号に関しては様々なアイデアが、毎日浮かんでいる。もし僕がファッションデザイナーだったら、やりたいと思っただろうことを2年前の展覧会で見せられ興奮した。僕にとって刺激を与えてくれる重要なクリエーターの1人」と話す。

1年2冊というペースで発行されてきた『WERK』だが、昨年は1号も発刊されず、今年になってマルティーヌ・ブダン(Martine Bedin)をフィーチャーした#21、ドーバー ストリート マーケット ロンドン10周年特集の#22と相次いで刊行。代官山蔦屋書店では26日まで作品展「ヴェルク:ウィーワークトゥギャザー(WERK: WE WORK TOGETHER)」が開催されている。
編集部
  • (左)テセウス・チャンと(右)森永邦彦
  • 11日に代官山蔦屋書店で行われたトークショー
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