女優のウィノナ・ライダー（Winona Ryder）は1971年10月29日生まれ。アメリカ合衆国・ミネソタ州出身。本名はウィノナ・ローラ・ホロウィッツ。

ヒッピーの両親の下で生まれ育ち、11歳の時に父親が再婚。12歳の時に青春映画『ルーカスの初恋メモリー』のオーディションに合格し、女優としてのデューを飾る。しかし、学生時代にはボーイッシュな顔立ちなどを理由に酷いいじめを経験していた。

88年にはティム・バートン（Tim Burton）監督作品『ビートルジュース』に出演。89年公開の青春映画『ヘザース／ベロニカの熱い日』では、主演のベロニカ役を演じた。90年には『ゴッドファーザー パートIII』の撮影中に過労でダウンするアクシデントもあったが、同年公開の『恋する人魚たち』ではゴールデングローブ 助演賞にノミネート。93年公開の『エイジ・オブ・イノセンス /汚れなき情事』では、主人公の婚約者メイ役を演じて、ゴールデングローブ 助演女優賞を受賞している。

一方で、幼い頃にパーソナリティー障害で精神科への入院経験を持つウィノナは、精神病棟をテーマとした作品『17歳のカルテ』の映画化権を取得。主演のスザンナ役を演じるとともに、自らが製作総指揮を担当すると、99年に公開して大きな話題となった。

その後も94年公開の『若草物語』、97年公開の『エイリアン4』など様々な大作に出演。近年では、14年に「ラグ＆ボーン（rag & bone）」の14-15AWキャンペーンビジュアルモデルを務めている。私生活では一時ジョニー・デップ（Johnny Depp）と婚約していた時期もあったが、やがて破局している。01年には窃盗の疑いで逮捕されるスキャンダルもあった。なお、14年現在はブランド「ルームステイト（Loomstate）」のCEOスコット・マッキンレー・ハーンとの交際が明らかになっている。