三越ライオンが100歳に。巨大誕生日ケーキ、記念童話『ヨコちゃんとライオン』出版

2014.10.22

日本橋三越本店は10月22日から11月4日まで三越創業祭を開催する。三越のシンボル・ライオン像が設置されてから100年を迎える同店では、会期中、ライオンにちなんだ商品の販売やイベントを開催する。

会期初日には同店館1階中央ホールにおいて、三越ライオン像100歳を祝うバースデーセレモニーが行われ、会場には約1.5mのバースデーケーキが登場する予定。

ライオン100歳を祝う記念童話も出版される。『魔女の宅急便』で知られる絵本・童話作家の角野栄子が『ヨコちゃんとライオン』(1,280円)を上梓。同氏が作り出すファンタジーの世界に、人気イラストレーターの網中いづるがイラストを添えた。買い物に来た女の子ヨコちゃんとライオンとの間に描かれる、切ないけれど心温まるストーリーだ。会期中角野と網中による同本のサイン即売会(10月22日13時半から)や、角野と幅允孝による朗読会&サイン即売会(10月23・24日/各日13時半から)が実施される。

また、「世界で一つだけのライオンバッグ作り」(10月22日から10月28日まで/各日11時、14時、15時半から/参加費1,500円)は、同店本館1階スペース#1で実施される。これはトートバッグブランドの「ルートート(ROOTOTE)」のバッグをキャンバスに、ペンやリボンで自由にライオンを表現、オリジナルのバッグ作りを体験できるイベント。

6階宝石サロンでは、ゴールドで製作された有翼の獅子「K24羽根付ライオン」(320万円)を販売する。風格ある佇まいは美術品としても魅力あふれる逸品だ。同じく6階の美術工芸サロンからは、若手陶芸家の長瀬渉がライオンの陶ブローチ兼帯留め(9,261円)を5種類用意、ガチャガチャで販売するという。

また、同店では食品フロアが誕生して今年で100年という節目の年でもあり、ライオンをモチーフとした和洋菓子もこれを記念して販売される。「彩果の宝石」の洋菓子獅子缶(1,500円)はライオン像をかたどった、マスカット味のジューシーなゼリーと人気のフルーツゼリーの詰め合わせだ。「文明堂 日本橋」のスマイルライオンカステラ(1,000円)は、愛らしいスマイルライオンが描かれ、子供から大人まで楽しめるという。

再開発が進み、日々進化をとげる日本橋。日本橋三越に居を構えるライオン像もそのめまぐるしい100年の変化を楽しんでいるに違いない。
編集部
  • 三越ライオン像100周年を祝う1.5メートルのバースデーケーキ
  • 三越ライオン像100周年を祝う1.5メートルのバースデーケーキ
  • 三越ライオン像100周年を祝う1.5メートルのバースデーケーキ
  • 『ヨコちゃんとライオン』
  • 『ヨコちゃんとライオン』を上梓する絵本・童話作家の角野栄子
  • 三越ライオン像100周年を祝う1.5メートルのバースデーケーキ
  • 三越創業祭のライオンバースデーセレモニーで挨拶をする日本橋三越の中陽次本店長
  • ブックディレクターの幅允孝さん
  • イラストレーターの網中いづる
  • 角野栄子による朗読会は日本橋三越本展の中央ホールで行われた
  • 三越ライオン像100歳を祝うセレモニー会場の様子
  • 三越ライオン像100歳を祝うセレモニー会場の様子
  • 日本橋三越でのサイン即売会の様子
  • 320万円のゴールドライオン像
  • 三越ライオンが入ったガチャガチャ
  • ガチャガチャの中には「陶ブローチ兼帯留め」が入っている
  • オリジナルトートバッグを作るイベントも開催する
  • 無地のトートバッグとオーナメントを組み合わせオリジナルバッグを作るイベントを開催する
  • 新槇英美子による「愛でたきもの~華蓉(かよう)」
  • 長瀬渉による「招きライオン」
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