裸足の記憶を呼び覚ます新フットウエア「イグアナアイ」世界初店舗が青山にオープン

2014.09.19

シーナリージャパンはパリ発の新感覚フットウエア「イグアナアイ(iGUANEYE)」の日展開をスタートする。それに伴い9月20日より東京青山に世界第1号となるショップ「iGUANEYE Aoyama Main Store」をオープン。住所は東京都港区南青山5-6-14。

日本で最初に発表する「イグアナアイ FS シリーズ」は、パリ在住のデザイナー、オリヴィエ・タコ(Olivier Taco)によって設計された“”の概念を脱却した新しいタイプのフットウエア。アッパーを無くし、つま先とかかとで引っ掛けるのみのデザインで、5年掛かって作り上げた。出来るだけ素足に近い感覚で歩くことを目指したという。

ボディには100%リサイクル可能なゴム、エラストマー素材を使用。接着剤は一切使わずシームレスで、足を無理に固定することなくぴったりフィットする。また、取り外し可能なインソールには、コルクとラテックスを採用。ボディ、インソールともに全6色で自由に36パターンの組み合わせを選ぶことが出来る。価格は9,000円、サイズは36から43の全8サイズ。

今回、製品のアートディレクション及び店舗の設計を務めたのはインテリアデザイナーの水谷壮市。最初に同製品を見た時「“足本来の美しさ”を再認識させるきっかけを日本の人々に与えられるのでは」と直感的に感じたという。アニエスべー青山店の向かいに位置する同店は、この画期的な製品に基づき、身体が持つ原始の記憶のイメージと、未来の可能性に向けたテクノロジーとの架け橋をテーマに、壁と床を白で統一したクリーンでミニマルな空間となっている。

18日に行われたプレス発表会には、デザイナーのオリヴィエ、アートディレクターの水谷、シーナリージャパン代表の山田勝也、そして、同プロジェクトのきっかけを作ったという「エルメス(Hermes)」本社副社長の齋藤峰明が来場。齋藤氏は「面白いものを作っているデザイナーがいると、今年の2月、友人にオリヴィエを紹介されたことが最初の出会い。彼の製品を初めて見て“これが本当のデザインだ”と衝撃を受け、日本の市場に提案したいと思った。4月にプロジェクトを始動し、わずか5ヶ月で今回の出店にまで至った」と経緯について話した。

オリヴィエ氏は「このイグアナアイが日本で浸透し、人間が本来持つ原始的な感覚、美しさを再認識するきっかけをより多くの人に与えたい」とコメント。また、日本での展開について「学生時代、足袋をテーマにサンダル製作を行っていた。日本には色々な縁を強く感じる」と話した。山田氏は「初年度はまず、この製品を国内で認知してもらうことから始めていく。当面はこの直営店のみだが、来春からは徐々に他店舗での卸も視野に入れ本格始動を考えている」と今後についても語った。
編集部
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