田名網敬一「夜桜の散る宵闇」展、渋谷ナンヅカで開催

2014.09.10

グラフィックデザイナーイラストレーターとして幅広く活動するアーティスト・田名網敬一の新作個展「夜の散る宵闇」が、東京渋谷ギャラリー「ナンヅカ(NANZUKA)」で10月25日より開催される。

展では、横3mの大作「夜桜の散る宵闇」を含む新作ペインティングや大型立体作品などを発表予定。新作立体作品は2012年制作の『赤い太鼓橋』をモチーフとした一連のシリーズの新作で、渡ることのできない橋の上に飛行機に乗ったキャラクターが鎮座している。田名網氏は「暗い過去の体験も自身の性格によりポジティブな表現に変換してしまう」とコメントを寄せている。10月25日の18時からはアーティストを囲んでのオープニングレセプションを開催予定。

1936年生まれの田名網は、武蔵野美術大学在学中にデザイナーとしてデビューし、ファインアート作品も制作しつつ60年代半ばにはサイケデリックカルチャーポップアートの洗礼を受け、特にアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)との出会いに触発されたという。ベルリンスイスでの個展開催の他、2015年にアメリカ各地を巡回する「インターナショナル ポップ(International Pop)」展にも出展が予定されている。近年は主な労力をキャンバスに向け、2010年以降は大作ペインティングを中心に自身の歴史を記した、いわば「曼荼羅図」の制作に取り組んでいる。ワコールユニクロなどとのコラボレーションアイテムも発表している。


イベント情報】
田名網敬一個展「夜桜の散る宵闇」
会場:「ナンヅカ(NANZUKA)」
住所:東京都渋谷区渋谷2-17-3渋谷アイビスビル地下1階
会期:10月25日から12月13日
時間:11:00から19:00
休廊日:月・日曜日、祝祭日
入場無料
くまがいなお
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